前回のセッティング・低音(LOW)編から、今回は中音域(MIDDLE・ミドル)に焦点を当てて考えてみたいと思います。
まず、バンド内で自分のベースサウンドを目立たせたければここをあげます。
ここがベースの一番おいしい音域と、自分は考えています。
でも、低音とミドルって、ブーストすると(上げると)、音がこもって、あまりクリアに聞こえない場合があります。
そんな時は前回触れた、「イエローモンキー・ヒーセ的セッティング」がいいと思います。
そう、低音を下げてミドルを目立たせればいいのです。
そうすると不思議とバンド・サウンドでも馴染むんですね。
もちろん、バンド全体の音を考慮してミドルを上げるのもOKです。
もし使っているアンプにミドルロー(中低音域)があればそこを中心にいじるのも面白いです。
この音域は腰のあたりにビンビン響きます。
攻めのベースの人はあげてみるのを進めます。
ベーシストによって好きな音域が違っていて、前出のイエローモンキーのヒーセさんは昔はミドルハイ(中高音)を上げていました。(後に中低音中心のセッティングになりました)
LUNA SEAのJさんはミドルハイがでると気持ち悪い、と言っていました。
そんなJさんも後期のLUNA SEAになるとセッティングは「なんでもいい」と発言するようになりました。
つまり弾き方で音色を変えられるのでアンプで変える必要が無くなったのです。
すごいなあ。
いろんなベーシストがこだわりにこだわっているのに。
一つは良いベースを使っていることがあるでしょう。
良いベースを使えばそれだけで良い音が出て、バンドの中でも抜けてきます。
だからホントは初心者の人も良いベースを使ってもらいたいと思います。
決して高いベースという意味じゃないです。
ベースによって特性が違うので、それこそエピフォン(Epiphone)なんかの5万円くらいのベースでも物によってはミドルがガンガンでたり、Ibanezの安いものでも音がクリアだったりします。
それと初心者の方は弾き方で音が変わるということを是非実践していただきたいです。