バンドを長く続けていると行き詰まってくること、ありますよね。
バンドの方向性がブレてきたり、仲が悪くなったり。
最悪の場合は解散してしまいます。よくある「音楽性の違い」による解散ですね。本当は仲悪いことの言い訳けなんですけどね。 ファンのためにも仲悪いって言えないからオブラートにつつんで言ってるんだと思います。
解散したバンドでジュディマリのタクヤみたいに「みんなとおんなじ金じゃやってられない」とストレートに言う人もいます。
単純にちょっとしたスレ違いから段々仲が悪くなったりすることもあります。
黒夢の二人はバンドが売れるにつれて二人の楽屋が別になり、それぞれのマネージャーを通して連絡するようになっていったそうです。
そんな中でどうしても細かいニュアンスが変わってきたり、誤解があったり。
直接意見を笑顔で言えば「さわやかな主張」で終わったのに、人を通すことで険悪になったり。
ほかの解散したバンドも長い年月 一緒にいると やはり色々な事がある、というようなことを言っています。
他人が集まって運営していくので、色々ありますよね。
一定の距離を保ってやっていた時は スリリングの面白かったけど、家族みたいに何でも言うと、それはそれでまたギクシャクする。会社でもそうでしょうが、なかなか難しいですよ。良い物を作ろうと思ったら。
ギクシャク状態っていうのは 多分みんなメンバーに色々求めすぎなんですよね。
求めすぎちゃってるから、友達と言うか、もっと仲良くしたいなと思うからいけないのかもしれないですね。
会社の人間関係が低空飛行ながらもまあ、一応の売上が達成できるのは最初から友達と思っていないから。友達の要素を求めていないから一定の距離感で上手くやれるのかも。
今のバンドも気を付けなくてはいけないのはメールやLINE。
これ、絵文字とか色々あるけど、やはり直接会ったり、電話したりというよりは格段にニュアンスが劣ります。
現代はこういうことにも気を付けなくてはいけないと思います。
単純な連絡はメールやLINEでいいと思いますが、やはり話し合う、何か意見があるときは直接会うことがベストだと思います。
あと意見をいうのでも「こうしてはダメ!」というより「こうしたらもっとかっこいいよ!」など言い方にも気をつけるべきです。
例えば「オルタネイトピッキングはカッコ悪いよ!」というより「オルタネイトピッキングもいいけどダウンピッキングにしたらもっとかっこよくなるよ!」などと言い換えること。
あるいは「そのステージングやめようよ!」というより「こういうステージングを試してみない?」と提案型にしてみたり。
ダチョウ倶楽部のギャグじゃありませんが、人間、「やるなよ!」と言われるとそのことが脳に強く記憶され、結局、禁止されたことをやってしまう、ということが脳科学で分かっています。
「絶対に押すなよ!」と言われるとつい押したくなる、あれですね。
だから「こうしよう!」と他の言い方、前向きな言い方に切り替えることは重要なことです。
【解散しないバンドの意見】
ローリングストーンズが「解散しないんですか?」 と聞かれたときに「 解散してから伝説になるより現役で伝説って呼ばれたいね」と言っていました。
かっこいいですね! さすがに言うことが全然違います。
ミスチルは「解散するのは仲が悪いか、音楽性が合わないから」と言っていました。
グレイは「解散したら俺らでテルのサポートメンバーをやる!」っていっていました。
みなさん仲がいいですね~
バンドも原点を思い出して、出会った頃の、他人行儀なあの頃の一定の距離感でもう一度やったらいいのにと思います。
スリリングなバンドやってた方がいい音、いい曲を書けるという意見もあります。
最初っからバンド というのは本当に気の合う仲間 自分と同じようなライフスタイルの仲間とやるのが一番いいのかもしれません。
【提案まとめ】
まとめとして、以下のようなことを実践してほしいと思います。
①目的を共有する
友達とつながっていたいからやっているのか、プロになりたいのか、地元のライブハウスを満員にすることを夢見つつ、仲良くして所属欲求を満たすのか。
なんでもいいと思いますが、目的は共有していたほうが後々いいと思います。
②意見を言う時は直接かメールで。定期的に会うことも大切。
実際の距離や会わない時間は想像以上にメンバーを引き離します。
定期的な練習で会うのならいいですが、そうではないのなら定期的な飲み会や食事会を強制的にきめることもよいと思います。
例えば月末の土曜日は必ず飲み会を開くとか。
まあそれでもダメならさっさと解散して、もっとすごい人とバンドを組むことですね。