半音下げチューニングで弾きにくい場合の対策 弦のテンションを上げる方法

半音下げチューニングってご存知ですか?

全ての弦を通常のチューニングより半音ずつ下げることです。

よくメタル系とか人が使っています。

しかし普通の弦で半音下げチューニングすると弦のテンションが緩くなるんですね。

そうすると メタル系の人たちがよく使う刻みがやりづらいです。

弦がダルダルに弛んで弾きづらいです。

また、少し強く押さえるだけで音程が変化します。

ダイムバックダレルは 1/4音下げチューニングという特殊なチューニングです(正確には、もっと微妙な音程ですが)。

彼は 最初レギュラーゲージで演奏していたそうです。

そのため、弦はだるだるでした。

だるだるでよくあるキレのあるプレイができたな、と思います。

そのだるだるだからこそあの不気味な感じが出たのかもしれませんね。

4枚目のアルバムからは6弦が0.46 のゲージを使用したそうです。( 1弦は0.9のまま)

ウィキペディアより

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%AC%E3%83%AB
ダルンダルンだと少し抑えただけで音がシャープ(少し音が高くなる)のでなかなか通常通りに弾けないです。

そこで今回は半音下げチューニングしてもテンションが保たれる方法を考えていました。

テンションを上げるために・弦を太くする

基本はこれです。

パンテラのダイムバック・ダレルなんかは6弦が0.46のすごく太いゲージの弦を使っていました。(1弦は0.9と普通でした。)

弦を太くすればテンションが強くなります。

同じチューニングでも余計に弦を引っ張らなければいけません。

つまりテンションが強くなるんですね。

こうすれば 音程も安定しますしピッキングもレギュラーチューニングの時と同じように弾けます。

そしてこれが一番手っ取り早くて弾き心地も変わらないです。半音下げチューニングをする時はこれが一番手っ取り早いです。

テンションをあげるために・とにかくペグいっぱいに弦を巻きつける

ペグいっぱいに弦を巻きつけることでも多少テンションが強くなります。

ペグにたくさん巻きつけることで、ペグからナットまでの角度が付き、テンションが強くなります。

テンションを上げるために・弦高を高くする

弦高を高くすれば テンションが強くなります。

これもペグの原理と一緒で ブリッジの弦が始まるところからサドルまでの角度が付くのでテンションが強くなります。

なぜ角度が付くとテンションが強くなるかついては 僕の頭では説明ができません。

興味がある方は物理を勉強してみてくださいね。

テンションを上げるためにロングスケールの楽器にする

あとミディアムスケールの楽器はテンションが弛いです。

フレットとフレットの間隔が狭く、テンションが弛いです。

そのため、通常は弾きやすいです。

ですが、半音下げにするとテンションが弛すぎて、弾きづらいです。

なのでロングスケールの楽器に変更してしまう、という手もあります。

手の大きな人にはおすすめです。

最後に・テンションが弛んでもかっこいい場合もある

開き直りと言うか テンションが弛んでもそれに慣れてしまえば意外と弾けてしまうというのはあります。

音程の狂いやすさを逆に利用して独特の雰囲気をつけることも出来ます。

前述のダイムバッグ・ダレルは 最初の頃は普通の弦の太さのものを使っていました。

そのためにがダルンダルンに緩かったようです。

なんとなくそれが あの独特のおどろおどろしいサウンドと言うか不気味な感じに繋がっているような気がします。

他にもちょっと抑えただけで音程が変わるならば それを利用してビブラートもかけられやすいでしょうし 慣れればそれはそれで独特の サウンド になるかもしれません。

テンションが弛くても、オリジナルな雰囲気がだせるかもしれません。

色々試してみて、自分にしっくりくるやり方を見つけましょう。

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