ダウンピッキングを速く弾けるようになりたいと思いませんか?
ギターでもベースでも高速のダウンピッキングってかっこいいものです。
勢いが出ますからね。
また、速いダウンピッキングを弾けると音の粒もそろってくるので、ピッキング自体が得意になりますよ。
でも高速ダウンピッキングは疲れます。
特に速いテンポだと腕がつりそうになります。
曲によってはダウンピッキングで弾かなくてはならないときもあります。
でも、ダウンピッキングって、筋肉をつけるだけではないんです。
そこで今日はなんとかダウンピッキングが速く弾けるようになるための方法を探ります。
高速ダウンピッキングのコツとは?!
高速ダウンピッキングで一曲丸々弾けるようになるにはどうしたらいいでしょうか。
練習しまくるのが一番なんですが、その時の工夫が3つあります。
3つすべてをやる必要はないです。
自分にあうやり方を取り入れてください。
- 手の振りを小さくする
- アップピッキングの練習をする
- 手首の回転を活かす|親指、人差し指、中指の3点でピックを持つ
- ピックを軽く持つ
- 疲れたら使う筋肉を変える
以上の5つを試して、高速ダウンピッキングを実現しましょう!
高速ダウンピッキングで疲れないコツ①手の振りを小さくする
まず、ダウンピッキングが苦手な人は腕の振りを小さくしてみましょう。
大振りでは速さが出ないし、疲れます。
振り子と同じですね。
- 振り子が大きく振れていると、スピードが速くなります。
- 振り子が小さく振れていると、スピードも落ちてきます。
でも実はこの二つは同じリズムですよね。
同じリズムでも、振り子が大きく振れていると、エネルギーを使っていることになります。
この要領で、手の振りを小さく、細かくピッキング出来るようになりましょう。
一気にダウンピッキングがやりやすくなります。
速いダウンピッキングのコツ②アップピッキングの練習をする
以外に思われるかもしれません。
しかしアップピッキングの練習が高速ダウンピッキングの練習に効果的です。
なぜかというと、ダウンピッキングした手は、また元の位置に戻すからです。
その戻すスピードが速ければ、その分、ダウンピッキングも速くなるのです。
練習方法としては単純にアップピッキングをテンポに合わせてやるだけです。
速いダウンピッキングのコツ③!どこでも出来るトレーニング方法
上記のアップピッキングの応用をご紹介します。
この方法は場所も時間も選ばないので重宝します。
さっそく見てみましょう。
- アップピッキングの要領でピックを持つ手を、動かない物(太ももなど)に当て、グッーっと力をこめます。
- しばらく力を加え続けます。
- 力を解いて、ダウンピッキングをしてみましょう。
どうですか?
こうすると動かないものから解放された手がスカスカに速く動きます。
そのスカスカ感は直に消えます。
それでも繰返しやっていると速くピッキング出来るようになります。
またこれはダウンピッキング方向(アップピッキングを鍛える)でも効果がありますので試してみてください。
人間の手首って、どちらかといえばダウン方向に筋肉がついています。
アップ方向への筋肉は少ないんですね。
だからそこを強化してやればダウンピッキングが速くなるということです。
僕は 車の運転中などに自分の太ももに手を押し当てて筋肉増強をはかっています。
手軽にできるのでおすすめです。
速いダウンピッキングのコツ④手首の回転を活かす|親指、人差し指、中指の3点でピックを持つ
手首の回転を活かしてピッキングをしましょう。
手首を回転させる力は強いので、この力を活かしましょう。
手首の回転軸は中指
手首の回転軸は中指にありますね。
そのため、 親指と中指でピックを持つと腕の回転を効率良く利用出来ます。
ただ、中指を使うと、ラフになります。
細かいフレーズはやりづらくなります。
なのてギターソロの時は親指と人差し指に戻してもいいですね。
親指と中指だと力が弱くてピックを落としてしまうという人は親指、人差し指、中指の3点でピックを持ってみましょう。
こうすると手首の回転をうまく使えて、ダウンピッキングがやりやすくなります。
特にベースは弦の抵抗力が強いので試してみてください。
速いダウンピッキングのコツ⑤ピックを軽く持つ
ピックを強く握ると、腕に力が入ってしまいます。
腕に力が入ると速く腕を振ることが出来ません。
また、腕の回転も遅くなります。
ピッキング用の筋肉エネルギーを消耗したりします。
なので、ピックをなるべく軽く持ちましょう。
ただ、慣れないとピックが回転します。
その場合は弦に対してピックをフラットに当てると、回転しづらいです。
弦に対してピックに角度をつけている場合は、つまんだ指をピッキングしながらずらして修正しましょう。
また、回転してもいいようにおにぎり型のピックを使うなど工夫しましょう。
速いダウンピッキングのコツ⑥疲れたら違う筋肉を使う
ダウンピッキングは通常、手首の回転で弾くと思います。
しかし曲の後半などで疲れてきた場合は、 一時的に違う筋肉を使いましょう。
違う筋肉とは
- ひじの筋肉
- 肩の筋肉
になります。
手首が疲れたらひじでダウンピッキングします。
それも疲れたら肩でダウンピッキングします。
手首より腕、腕より、肩の筋肉の方が大きいです。
大きい筋肉のほうが、不器用ですが、大きな力がでます。
また、大きい筋肉のほうが持久力もあります。
ですのでうまく弾き分けると疲れが軽減できます。
ダウンピッキングを練習しながら、手首を意識したり、肘(ひじ)を意識したり、肩を意識したりしましょう。
そうやって練習のときに意識を向けることで、使いこなせるようになってきます。
焦らず試してみてくださいね。
速いダウンピッキングのコツ 最後に
ここまでご覧いただきありがとうございます。
昔、ビート系が流行ったときはみんなダウンピッキングを練習していました。
でも何でもかんでもダウンピッキングすればいいってもんじゃない、と思います。
曲の必要に応じてダウンピッキングとオルタネイトを弾きわけるべきだと思いますよ。
オルタネイトで弾いたら転がるようなノリが出せますし。
ダウンピッキングは真っ直ぐに突っ走るような曲に向いててます。
しかし、 突っ走るだけじゃ人生疲れちゃうでしょ(笑)
一曲のなかでもダウンピッキングとオルタネイトピッキングを使い分ければ、人生の起伏を表現出来ると思いますよ。
がんばりましょう!お互いに!