ベースの指弾きとピック弾きの音量差を無くしたい!【ライヴ・レコーディング】

こんにちは!

ひとつのライヴで指弾きとピック弾きを使い分ける方もいらっしゃいます。その時に音量の差が気になることってありますよね。私もそのひとりです。

今日は指弾きとピック弾きの音量差をどうすればいいか考えてみたいと思います。

先に結論をいうと、

  • ピックはアタックが強調される→ネック寄りをピッキングしてマイルドな音に!
  • 指の力不足→力を付ける
  • ピック弾きでブリッジミュートをして音をコントロールする

というところを改善しましょう。それでは具体的にみていきましょう!

指弾きとピック弾きの音量が違う原因

なぜ指弾きとピック弾きで音量が変わるのでしょうか。

大きな筋肉で弾くから大きな音がする

指弾きは ご存知のように 指一本一本で弦を弾きます。 指の力で弦を弾くんですね。

それに対してピック弾きの場合は手首の力、あるいは腕の力でピッキングをします。 手首や腕といった大きな筋肉を使ったピック弾きの方が当然音は大きくなります。なので大抵の人は ピック弾きの方が音が大きくなると思います。

ピック弾きはアタック音が鳴り、音の立ち上がりが速い

またピック弾きはアタック音が強調されます。それから音の立ち上がりも早くなります。このためピック弾きの方が音が大きく大きく感じられることがあります。

ピックと指弾きで音量差が気になる場合の対策①アタック音に気をつけろ!

ピックだとアタック音が強調されます。なので音が聞き取りやすい、というのがあります。※アタック音とは、硬いものと硬いものがぶつかったような音です。高音の成分が多めです。

また指弾きはアタック音があまりありません。なので聞き取りにくいのですね。ということはピックでアタック音を抑えて、指弾きでアタック音を出せば、差が縮められる、ということになります。

ピック弾きでアタック音を抑えるには

アタックは、硬いピックと硬い弦がぶつかることによって強調されます。なので ピックの場合は弦のテンションが弛い、ボディ寄りを弾くとアタック音がやや治ります。ボディ寄りの弦はテンションが低いので試してみてくださいね!

また、ピック弾きの際にアタック音を減らすセッティングもありますね。ピックの時だけイコライザーをかませるなどです。ただし、常に高音を抑えると、指弾きに切り替えたときに音が小さくなるので気をつけましょう。

指弾きとピック弾きで音量差が気になる時の対策②指弾きの力を付ける

2番目の対策としては指弾きの力をつけるということです。何だそんなことかと思うかもしれませんが指弾きで上手に弦を鳴らせないからこそピックの方が大きいのですね。

なので指に力をつけるのと同時に、大きな音を出すためのピッキング方法を身につけましょう。

指弾の力を付ける

指弾きで大きな音を出す一つの方法はなるべくボディ方向に向けてピッキングをするということです。水平方向に弾くのではなく、なるべくボディに向かって、ボディに指を叩きつけるようにして 弦を弾くことです。あるいは4弦を狙うようにして3弦に当てて音を出す、そして4弦に当たって指が止まる、という感じにすると良いと思います

指弾きとピック弾きで音量差が気になる時の対策③ブリッジミュートをする

ピック弾きの音をコントロールする場合、常にブリッジミュートをするということがあります。 プロデューサーでベーシストの亀田誠治さんは ピックで弾く時は必ずブリッジミュートを している、と言っています。亀田さんは「なんとなくそうしている」と言っています。 多分ブリッジミュートをすると音がコントロールしやすいので、そうしてるのでしょう。

ピックの音量が気になる場合はブリッジミュートした方がいいですね。 全体的な弦の振動を押さえればピック弾きの際の音を小さくできます。そうすると指弾きとの音量差が小さくなります。

ベースの指弾きとピック弾きの音量差を無くしたい!まとめ

というわけで、ピックと指弾きの音量差を減らす方法をみてきました。

まとめると

  • ピック弾きは手首の筋肉を使うのでどうしても力強くなる
  • アタック音を減らす
  • 指弾きの力をつけるブリッジミュートをする

ということでした。

ご参考になさってください!