ギターの弾く位置はどこがベスト?高さによってかっこよさと弾きやすさが変わる~

こんにちは!

突然ですが、ストラップの長さをいつも微調整していませんか?僕も散々迷って今だに試行錯誤です。

ギターやベースを提げる位置はいろいろ迷いますよね。昔は低いのがかっこいいと思っていました。それが高いほうが弾きやすいし、意外とかっこよいと思えるようになったりします。そうこうしているとまた腰の位置で弾きたくなってきます。いったいどうやって決めたらよいのか、考えてみました。

ギターの高さは低い位置が見た目がいい?

パンクをやる人たちはギターやベースの高さがが低い傾向にあります。パンクはだらっと低い位置で弾いたほうがカッコいい、と思っている人が多いです。僕もカッコいいと思っていました。

ところが「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」というバンドのギタリスト、トム・モレロにあこがれ、高い位置で弾くのも流行りました。

また、ベースは高いのがクールでかっこよかったりします。

ギターの高さが低いと弾きづらい?

とにかく低いのは弾きづらいんです。左手はクラシックフォームをやろうとすると手がつりそうになります。

クラシックフォーム
ベースでのクラシックフォーム。親指をネック裏に立てて支えます。

 

ピッキングの右手は肩を思いっきり下げないと弾けないです。逆アングルピッキング(ピックを持った親指が上を向く持ち方)をやろうとすると特にそうです。

フィンガリングをやりやすくしようと思ってネックを立てると、ピッキングがやりづらい。ピッキングをやりやすくしようと思ってネックを下げるとフィンガリングがやりづらいです。

なので低いと上手に弾けませんね。

ギターの位置を高くすると弾きやすい!

バイオリンがテクニカルに弾けるというのは心臓に近い位置で演奏するからだそうです。バイオリンに限らず、心臓に近い位置で作業すると器用にできるらしいのです。なので弾く位置は、心臓に近いほど弾きやすい、ということになるんでしょうね。

そんなんだったら ギターの位置を上げてしまえ!ということになって、だんだんギターの位置が高くなりました。

しかしギターをぶら下げて鏡の前に立つと、かっこ悪いなと思ってまた下げての繰り返しを延々とやっています。で実際ギターの高さはどこがいいのでしょうか。

正解はないんですが演奏のしやすさと、見た目のせめぎ合い、ということになります。

見た目は衣装や髪型である程度何とかなる!

ただし 見た目は衣装や髪型である程度なんとかなります。

ステージ衣装を工夫したり、髪型をかっこよくしたり。

見た目ってギターの高さだけではないと思います。

例えばXJapanのギタリストだったhideさんは結構高い位置で弾いています。

高い位置で弾いてもカッコいいんですよ。(あらためて見てみると、それほど高くもないですが)

また、前述のトムモレロさんも高い位置で弾いています。

トムさんはほんと高い位置で弾いていますね。

僕の価値観が変わる

最近はモモの上くらいの低さはカッコ悪いな、と思うようになってきました。

腰より少し低い位置で弾くのがカッコいいと思うようになったのです。

これは最近のバンドの位置が高めだからかもしれません。

腰の辺りの高さでステージアクションをカッコよくすれば、高さはあんまり関係ないのかなと思います。

精神的にパンクや低くても絶対にかっこいいギターを弾くんだ!と思う人はそれでもいいと思います。

でもそこまで低さにこだわらない人は素直に高さを上げていった方が良いプレイができます。

実際僕の好きなMIYAVIさんとかはギターの位置がだんだん高くなってきました。

以前は結構低かったです。

しかしプレイスタイルが変わったり、結婚して落ち着いたせいでしょうか。だんだんとギターが高い位置になってきました。

MIYAVIさんはギターの位置が結構高いけど衣装や髪型ルックスがかっこいいのでありだと思います。

布袋さんも昔は結構低かったですが、最近は少しだけ高くなったような気がします。

それでもアクションはカッコいいし、音はカッコいいし。

まあ似合っていれば高さは低くなくてもいいかな、と思います。

布袋寅泰は低い位置で弾く!やっぱり低いほうがカッコいい?!?

でもそうはいっても低い位置で弾くのもカッコいいんですよね。

例えば私の好きな布袋寅泰さん。

この人は弾く位置で弾きますよね。そのため、クラシックフォームはほとんど使わないです。それが独特のガッツとうか、攻撃力のある音につながっている気がしますね。本人も「ギターの位置が低すぎるので、小指をほとんど使わない」と言っていました。

私はこれに衝撃を受けたんですよね。だって小指まで全部使って音を表現したかったから。でも布袋さんは「小指を使わない」…それなのにこんなにカッコいい音を出している。この割り切りが独特のスタイルにつながっている気がします。

ギターを弾く位置が低いので、ピックを持つ親指が下向きになります。また、ピックを少ししか出さないで弾いています。ピックをたくさん出すと結構なコントロール力が求められます。でも低い位置だとそれが難しい。ならピックを少しだけ出すようにしよう。そんな葛藤があったのかなかったのか、わかりません。自然とそうなったのかもしれません。ただ、それが倍音を含んだノイジーなサウンドを生み出しているのです。

また体全体を使って弾く豪快なカッティングも、あの低い位置だから出来る、とも言えます。

そんなわけで、低い位置だからカッコいい音が出せない、というのはちょっと違うと思います。

 

ギターの弾く位置はどこがベスト?のまとめ どこで魅せるかがポイント

そんなわけでギターの弾く位置についてみてきました。

まとめると

  • 低いとカッコいい
  • 高いと弾きやすい
  • 高くても衣装次第でかっこよく出来る
  • バンド、音楽スタイルによって位置を変える
  • 結局はどこに力を入れるかの問題。

ということでした。

結局はプレイで魅せたいのか、見た目で魅せたいのか。それらの両方で魅せたいのか。というせめぎあいですよね。いろいろ試行錯誤しながら 考えて、ぜひ自分のしっくりくる位置を見つけてくださいね。私も20年以上迷っていますから、終わりはないですね。