こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
LUNA SEAのベーシスト、J(ジェイ)さん。
超個性派揃いの LUNA SEA の屋台骨を支えています。
そんなJさんのベースの凄さ、特徴、魅力について語っていきます。
セッティングは何でもいい
Jさんは昔はセッティングや機材アンプ側の機材にこだわっていました。
しかし近年のインタビューを見ると「セッティングは何でもいい」と言っています。
私個人的にはこの考え、すごく共感ができます。
良いベースやアンプがあればのセッティングは余計なことしなくてもいいですよね。
ベースはもともとギターより1オクターブ音が低いです。
なので余計なイコライジングなどをしなくても音がかぶりにくいのですね。
またJさんはベースの音は弾き方で作り出せる、と考えているようです。
ピッキングする位置で全然音が変わる、と言っていました。
最終フレットからブリッジまでの間に無限の可能性がある、ということを以前インタビューで言っていました。
確かにネック寄りで弾けは暖かいいくブライトな音が出ます。
また、ブリッジ寄りで弾けば硬く締まった音が出ます。
弾いてみるとわかりますが確かに全く違う音が出ますね。
いちいちトーンをいじらなくても、ピックアップを切り替えなくても、弾き方で全然変わるのですよね。
ライブではいくらリハーサルをしてもお客さんが入ると音が変わります。
また湿度の影響によって音の出方が全然に変わってしまうこともあります。
慌ててセッティングを直すわけにもいきません。
その時はやはり弾き方で音を調整していく、ということが必要になってきます。
また一曲の中でも色々とニュアンスを変えたい場合があります。
そんな時も手で色々な音を出せるというのはすごく強みですね
一本の弦で動きのあるフレーズを弾く
Jさんは一本の弦で動きのあるフレーズを弾いたりします。
ベースの弦は4本あります。
なのでポジションを移動せずに弾く弦を変えれば幅の広い音が出せます。
それをJさんは1本の弦で、ポジションを素早く動かし幅の広い音を出しています。
なのでベースのヘッド側からブリッジまで忙しく手を動かしています。
これもJさんの特徴というか、こだわりですね。
なぜ1本の弦だけで弾くのか
なぜ1本の弦で忙しい弾き方をするのかと言うと理由は2つあります。
1つは弦が変わると音の太さが変わってしまうから。
もう1つは勢いを出すためです。
1本の弦だけで弾く
4弦と3弦では弦の太さが全然違います。
ましてや4弦と1、2弦では全然違うんですよね。
それを弦を混ぜて弾くと、せっかくの太い迫力が削がれてしまいます。
なのであえて1本の弦で弾き切るのですね。
勢いを出す
1本の弦で動くフレーズを弾くと、勢いやスピード感が出ます。
シンコペーションだったりスピード感のある曲が多い LUNA SEA の曲ではこれが非常に効果的です。
Jさんの低フレットから高フレットまでの素早い動きで、暴力的なまでのスピード感が表現されます。
これもJさんの特徴です。
本当は速弾きもできる
Jさんは昔は速弾きなども結構練習したそうです。
速弾きで有名なビリー・シーンのコピーなどもかなりやっていたそうです。
ただそれが一通り弾けるようになった時に「だから何だって言うのか?」という気持ちになり、冷めたそうです。
今はできるかどうか分かりませんが昔はかなり速弾きできたのではないかと思います。
それをあえてやらないところがJさんのかっこよさです。
ベースをぶら下げている位置が低い!
jさんのベースをぶら下げる位置はかなり低いです。
これはセックス・ピストルズなどのパンク系バンドに影響されたようです。
ボディが右足の太ももにあたるのでボディの裏を削るほどです。
めちゃくちゃ低くて弾きづらいのによくあんなことができるならと思います。
もしかして人より腕が長いのかもしれませんね。
爆音でレコーディング
Jさんはものすごい爆音でレコーディングするそうです。
他の人からすれば気持ち悪くなるぐらいの爆音だそうです。
このあたりも J さんの男らしさが詰まっている感じがして好きです。
柔らかいピックでピッキング
Jさんは柔らかいピックを使っています。
弾きづらくないのか?とも思います。
でも本人はそれで慣れているようです。
また、ピックの跳ね返りをミュートに使ったりするそうです。これはちょっと意味がわからないのですが。
柔らかいピックを使ったほうが低音が出るとも言っています。
確かにアタック音が少なく、ベースの低音だけが出るという感じはあります。
Jのベースのすごさ、魅力、特徴とは?まとめ
というわけでJさんのベースのすごさ、魅力、特徴についてみてきました。
まとめると
- セッティングにそれほどこだわらない
- 一本の弦で弾ききる
- 実は速弾きも出来る
- ベースを低い位置で構える
- 爆音でレコーディング
- 柔らかいピックを使う
ということでした。
ご参考になってくださいね!