ペンタトニックスケールとは？日本人の心を掴むメロディの秘密

こんにちは！ピンバタ・オリ（ @pinbutter ）です。
ペンタトニックスケールをご存知ですか？

音階の種類の1つです。日本人の心に沁みる音階です。

また、日本人だけでなく、世界中の人々に受け入れられている音階です。

スケール（音階）は色々ある！

スケール（音階）とは、メロディを構成する音のことです。

スケールには色々とあります。

メジャースケール、クロマチックスケール、デミニッシュスケール、ハーモニックマイナースケール、沖縄風スケールなどなどです。それぞれのスケールを弾くと、それ風に聞こえます。

メジャースケールは多くの曲に使われています。また、ハーモニックマイナースケールなどはその音階をなぞるだけでクラシックなクラシカルな雰囲気や中近東の音楽のような雰囲気が出ます。沖縄風スケールを使うと沖縄の島唄のような雰囲気が簡単に作れます。

このように使える音を限定すると「何々風の曲」になります。

ペンタトニックは、近年のギタリスト、特にテクニカル系の人はあまり使わない印象です。

ペンタトニックはドレミファソラシドのファとシを抜いた音階！

ペンタトニックスケールとは、5つ音から構成されるスケール、音階です。

ドレミファソラシドの、ファとシを抜いた音階です。

ドレミソラで構成されています。

ファとシが入ると、西洋的になるというか、微妙な気分を表現出来ます。

それに対してペンタトニックは、もっと単純というか、田舎くさい感じになります。

単純なので洋の東西を問わず人々に受け入れられています。

まだ東洋西洋と分かれる前に人間が使っていた音階なのかもしれませんね。

ペンタトニックの例

それではペンタトニックを使っている曲をご紹介します。

チューリップの歌
日本の民謡
北島三郎の「函館の女」
ビートルズ「レット・イット・ビー」ギターソロ
AKB48「フォーチュン・クッキー」
米津玄師「地球儀」

などですね。

このように古今東西、色々な曲に使われています。

それだけニーズがあるのですね。また、普遍的な良さがあるのです。

ただし、これらの曲はそれぞれ、ペンタトニック以外の音も使っています。

でも基本はペンタトニックで構成されています。

ペンタとは「5つ」の意味

もともとペンタとは、「5」という意味があります。

米国国防総省がペンタゴンと呼ばれるのも、建物が五角形だからですね。

ペンタトニックスケールも、ドレミソラの5つの音で構成されています。

ペンタトニックスケールを使うギタリスト

またペンタトニックスケールは多くのギタリストにも使われています。

ジミヘンドリックス
エリッククラプトン
ジミーペイジ
ザックワイルド

など、レジェンド達が使っていますね。

ペンタトニックスケールを使ったギターソロの例

ペンタトニックスケールを使ったギターソロの代表曲をご紹介します。

ビートルズ Let It Be

ジョージ・ハリスンとジョン・レノンによるギターソロ。

コテコテのペンタトニックスケールで演奏されています。

ジミヘンドリックスのソロ

ジミヘンもかなりペンタトニックスケールを使っていますね。パープル・ヘイズなどで聴けます。

エリック・クラプトン

エリック・クラプトンですと、いとしのレイラのイントロや、その後のリフなどで聴けます。

布袋寅泰

日本人ギギタリストももちろんペンタトニックを使っています。

といってなんですが、布袋さんは普段はそれほどペンタトニックを使いません。ただし、バンビーナのソロなどでは聴けます。

ウルフルズ

ウルフルズのバンザイなどのギターソロもペンタトニックですね。