こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
米津玄師の新曲「地球儀」を聴きました。この曲は、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」のエンディングテーマとなっています。
オープニングはアイリッシュミュージックのような感じというか、スコットランドのバグパイプのような感じです。
曲は民族楽器のシンフォニーから始まります。
歌詞は「僕が生まれた日の空は…」と、生まれた時の景色から始まっています。もうこれだけで、何か壮大な人生の物語を語ってくれそうな歌です。
スケールの大きい曲
この曲を聞いて一番最初に思ったのは、スケールが大きいな、ということです。ミュージックビデオもそうですが、米津玄師さんが時に作るこういう壮大なスケールの曲が好きです。
日本人の心に合うメロディ
米津玄師さんの「地球儀」は日本人の心に合うメロディです。特に、ペンタトニックスケール中心に組み立てられた曲は、日本人の心に残ります。「日本ぽいなあ」という感じがするんですよね。
言葉を詰めすぎない歌詞
最近、言葉一つ一つにメロディーを当てはめる歌が流行っています。米津玄師さんの「LEMON」などもそうですし、ヨアソビの曲なんかもそうですね。
それはそれで大好きなのですが、この「地球儀」はもう少しゆったりとメロディが変化するイメージです。誰でも歌いやすいメロディです。
もちろん、曲自体も緩やかなので、そう聞こえるのでしょう。そのあたりも、スケールが大きく感じる理由の一つです。
宮崎さんに聴かせた時の緊張
宮崎駿さんに初めて曲を聞かせた時は、ものすごく緊張したと言っていました。
米津さんは「死にそうだった」「死刑台に乗っているような」と表現しています。
You Tube 米津玄師 菅田将暉 君たちはどう生きるか対談
歌詞の雰囲気は「LEMON」に似てる
歌詞ですが、どことなく「LEMON」に似てる気がします。
米津玄師さんを生まれた時から知っている人物。今はその人はいなくなってしまったその人を想う歌詞。私はそういう風に感じました。
これって「LEMON」の歌詞と似てますよね。LEMONは確か、大好きだったおじいさんのことがベースになってる歌です。
今はいない、愛する人がいつも見守ってくれている。
この地球儀の歌詞は、
すごく影響を受けた人がいつもどこかで見守ってくれていて、人生の岐路に立った時に背中を押してくれる、
そんな感じがします。
今はいない、自分を愛してくれていた人を想い出す曲。だからこの曲を聞くとどこか懐かしいというか、誰しもが持っている自分を愛してくれた今はいない誰かのことを思い出すのです。
心を洗われる曲
地球儀は心を洗いたい時、何かに悩んだ時にヘッドフォンをして一人で部屋に閉じこもって聞いてもらいたい曲です。
悩んでいる人に聴いてもらいたい曲ですね。
「君たちはどう生きるか」という宮崎駿の問いに対する答え、米津玄師なりの答え
宮崎駿さんの映画のタイトル「君たちはどう生きるか」の米津玄師なりの答えのような気がします。
この人の人生は過去に大好きだった人を失って、その人に背中を押されてるような、その人に恥ずかしくない生き方をしようと思って生きている。そんな歌詞に感じました。
つまりこの歌詞の主人公は、今はなき愛する人に背中を押されて生きる、私はそのように生きる、という曲、というのが私の解釈です。
米津玄師「地球儀」レビューまとめ
というわけで米津玄師さんの「地球儀」をレビューしてみました。
まとめると
- 米津玄師の新曲「地球儀」は宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」のエンディングテーマ。
- オープニングはアイリッシュミュージックやスコットランドのバグパイプのような感じ。
- 歌詞は生まれた時の景色から始まる壮大な物語性を持つ。
- 日本人の心に合うペンタトニックスケール中心のメロディで、言葉を詰めすぎない歌詞で歌いやすい。
- 米津玄師は宮崎駿に初めて曲を聞かせた際に緊張していた。
- 歌詞の雰囲気は「LEMON」に似ており、愛する人が見守ってくれるというテーマ性が共通している。
- 「地球儀」は心を洗いたい時や悩んでいる人におすすめ
- 宮崎駿の問いに対する米津玄師なりの答えと感じる。
ということでした。
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