ベースの音を抜けさせるといいますが、元々モータウン系のソウルミュージックや、昔の日本の歌謡曲ってベースの音量自体がデカイです。

他の楽器が小さいというか。

特に今メイン楽器のギターの音がとても小さい。

何でだろう?と考えて見ると、昔はギターが重視されていなかった、というのが一つです。

今でこそメイン楽器ですが、元々アンプを通さずに弾いていた頃はとても音の小さい楽器でした。

6本の弦を鳴らして初めて他の楽器と音量的に渡り合えるのです。

ましてやソロとなると、音が小さくて、使えません。

結果、ギターは伴奏用の楽器としての時代が長く続きます。

一方、ベースは低音を出すために大きなボディです。

ネックが短いと弦がダルダルに緩くなりますからね。

その大きいボディのために音が響き、大きな音が出ます。

だからジャズなんかのソロとなるとベースがとっていたんです。

その流れと、ボーカルと被りにくい音域、ダンスしたくなるリズムとコード感をカバー出来るベースの性質がモータウンや日本の昔の歌謡曲で大活躍したのですね。

モータウンレコードでたくさんのセッションに参加していたジェームス・ジェマーソン↓↓