迷ってない?ジャズベースの簡単音作り♪つまみ3つで多彩な音!

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
ベースというと、まずはジャズベースを思い浮かべる人も多いかと思います。ジャズベースは多彩な音が作れます。なので幅広いミュージシャンに愛されるのですね。

ピックアップはフロントとリア 二つ付いていてハーフトーンも出せます。

つまみはフロントピックアップ用のボリューム、リアピックアップ用のボリューム、トーンコントロールの3つが付いています。とても音作りの幅が広いです。広すぎて、むしろ迷うくらいですね。

そこで今日はジャズベースの音作りのポイントについて紹介します。

YouTube記事読み上げはこちらです。https://youtu.be/0LvT-xi34Jw

ジャズベースには3つのつまみがついている

ジャズベースには3つのつまみがついています。

上から

  • フロントピックアップのボリューム
  • リアピックアップのボリューム
  • トーン

ですね。(機種によって違いがあります。ここではクラシックなジャズベースを元に解説します)

この3つのつまみを調整することによって、多彩な音を作れます。

まず2つのピックアップの違いについて見ていきましょう。

二つのピックアップの違い

ジャズベースについている二つのピックアップ、フロントのピックアップとリアのピックアップについて解説します。

フロントのピックアップ

フロントのピックアップはネック寄りの、フロントの音を拾います。

ネック寄りなので、弦の強さ(テンション)が弱いので、アタックが出づらいです。なのでそのため、明るい音になります。

[char no=”2″ char=”ともみ”]

フロントはアタック音は少なめです。なのでフロントのボリュームを大きくすればプレシジョンベースのような中音域の大きい、ブリブリの音が出ます。

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パンクをやる人向けかもしれませんね。

リアのピックアップ

リアピックアップはブリッジに近い位置にあります。

リアピックアップのボリュームを上げてみましょう。ブリッジ寄りはテンションが高いです。そのため非常に硬い音がします。

メタル系の人なんかはリアピックアップのボリュームを上げると硬い音が出せます。

ピックアップをミックスする

ジャズベースは、フロントとピックアップの音をミックスすることができます。

フロント、リア、両方のボリュームを同じにすると、両方のピックアップを同じバランスで出力できます。

どういうバランスでフロントとリアの音を混ぜればいいか。

このミックスのバランス加減が難しいというか、迷うんです。

そこらへんを解説します。

明るくて、太い音にしたい

フロントの明るくて太い音を混ぜつつもバンドの中で埋もれないために芯のある音が出したい。

そういう時はまず、フロントのボリュームを出して、リアのボリュームをゼロにします。

そして少しずつリアへボリュームを上げて音を混ぜていきます。

ご自分で音を確認しながら調整していってみてください。

こうすると芯があって、明るくて太い音が作れます。

ゴリゴリと芯のある音にしたい

また少し硬いゴリゴリした音が欲しければまず、フロントの音をゼロにします。

そしてリアの音を出して、少しずつフロントの音を足していきます。

こちらもご自分で音を確認しながら調整してみてくださいね。

こうして自分のベストな音を見つけてください。

ハムバッキング効果も!

ちなみに両方のピックアップを混ぜると、ハムバッキング効果がえられます。

ハムバッキングは、ノイズを減らす効果のことです。ノイズキャンセリングと同じ仕組みです。逆相関のノイズ同士をぶつけてノイズを消します。これによってベースが前に出る効果を得られます。

トーンコントロール

トーンとは、簡単なツマミで音のイコライジングを調整できる装置のことです。トーンのコントロールでも 固い音、柔らかい音を選択できます。

トーンを上げていけば硬くて高音が強調された音になります。トーンを下げれば 低音が強調された音になります。

つまり簡単なイコライジングが手元でできてしまうんですね。オーディオのトーンと同じですね。

音を硬くしたい

音を硬くしたければトーンを高音側へ開きます。こうすると高音が強調されます。

ただし上げすぎるとカリカリのやせた音になります。ちょうど良い絶妙なポイントを見つけてください。

音を太くしたい

トーンで音を太くしたいときは絞って低音側にします。これもやり過ぎると、芯がなくなり、バンドの中で埋もれます。なのでやり過ぎないようにしましょう。

だいたい真ん中から始めて、少しずつ低音にふったり、高音にふったりして、極端なことはしないのがいいです。

ライブ中でも、さっと音を変えられる

トーンはライブ中でも音を変えやすいです。簡単に手元でさっと変えられます。

いわゆるジャズベースのごりっとした、芯のある音作り

いわゆるジャズベースの音ってありますよね。ごりっとした芯のある音、中音が抜けてくる感じ、などと表現されます。この音はどのように作るのでしょうか。

これはフロントのピックアップとリアのピックアップをミックスするだけです。後は両方のピックアップの音量を調整します。トーンも調整しましょう。調整の仕方に迷ったら、この記事のそれぞれのセンテンスに戻ってみてくださいね!

まとめ

ジャズベースは多彩な音作りができる楽器です。

しかしそれゆえに、音作りに迷いが出てくる、ともいえます。

今回のジャズベースの音作りは、まとめると以下のようになります。

  • フロントピックアップのボリュームを上げると明るい、太い音になる
  • リアピックアップのボリュームを上げると硬く、しまった音になる
  • 二つのピックアップをミックスするときはどちらかをゼロにして、少しづつ足していく
  • トーンは開くと高音が強調され、絞ると低音が協調される

ということでした。

ジャズベースでの音作りを解説しましたが、ピックアップのセッティングで音が変わる、という記事や

弾き方で音を変える記事も参考にしてください。

どちらもベースの種類に依存する音作りではなく、

自分の知識や技術に由来する音作りです。

ぜひ読んでみてくださいね。

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