クラシックフォームのデメリットはチョーキングやビブラートが難しいこと。メリットは自由で幅広い運指が出来ること!

こんにちは!

ギターやベースでクラシックフォームという握り方・押さえ方があります。

ネックの裏に親指を立てて支える弾き方です。

その名のクラシックギターから受け継がれる押さえ方です。

反対に握り込む押さえ方をロックフォームと言います。ロックフォームについては以下の記事をご参照くださいね!

ロックフォームが必要な理由

クラシックフォームはチョーキングやビブラートが難しい

クラシックフォームのデメリットとしてはチョーキングやビブラートが難しいことです。まあ、難しいといっても、練習すれば出来ますのでご安心を。

チョーキングやビブラートを覚えるとき、手首の回転を利用するといいです。よくドアノブを回す感じ、と言われます。でも、クラシックフォームでドアノブは回せませんよね。なので難しいのです。

クラシックフォームでのチョーキングやビブラートのやり方

クラシックフォームでのチョーキングは指の力で弦を下方向に引っ張って行います。ビブラートは引っ張ったり、戻したりを速く繰り返します。ね?簡単でしょ?

クラシックフォームで1弦のチョーキングやビブラートは上に押し上げる

ただし1弦はこれが出来ないのですね。1弦は下に引っ張るとネックの外に外れてしまいます。また2弦でも大きなチョーキングは出来ませんね。

こういうときは

  1. 指の力で上に押し上げる
  2. その時だけロックフォームにする
  3. ネックの親指を離して腕の力で弦を上に持ち上げる

というやり方があります。

1については弾いていればそのうち出来るようになります。

2も練習すれば出来ます。

3に関しては、ベースは弦の力が強いので厳しいです。ギターですと、エリック・クラプトンなどがやっていますね。

ただ腕の力で弦を上下させるので、揺れ幅を一定させるのには練習が必要です。

クラシックフォームでは低い位置で構えるのが厳しい

クラシックフォームでは低い位置で構えるのが難しいですね。低い位置で構えると手首に角度が付き過ぎてしまいます。なのでうまく抑えられません。人によってはクラシックフォームの時だけモニターアンプに足を乗せて、腿の上に楽器を乗せて弾く、という人もいます。

また hi-standard の横山健さんのように手首に角度が付いても弾けるような練習をする、という強者もいます。

またネックを思いっきり立てて弾けば低い位置で構えていてもクラシックフォームができますね。

じゃあ高い位置で構えればいいのでは?と思います。でも高い位置で構えると見た目がカッコ悪いですよね。まあ人それぞれの価値観なので高い位置でもかっこいいという人もいます。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストは思いっきり高く構えています。その高く構えたスタイルを一時期真似する人が増えました。

まあこれは好みの問題ですが腰ぐらいで構えた方がバランスが良いように個人的には思います。

クラシックフォームのメリット運指の自由度が高い

ほぼ、これがクラシックフォームのメリットです。そしてこのメリットは非常に重要です。

ベースですと1音づつ一つの指でカバーします。1フレットを人差し指、2フレットを中指…4フレットを小指、という感じですね。

またギターでもクラシックホームにするとストレッチが効いて幅広いフレーズに対応できるようになりますなのでクラシックフォームは是非ともマスターしましょう

クラシックフォームは難しいのまとめ

というわけでクラシックフォームについて見てきました。

まとめると

  • クラシックフォームではチョーキングやビブラートがやりづらい場合がある
  • 低い位置で構えるのが難しい
  • クラシックフォームは幅広いフレーズが引けるのでマスター必須

ということでした。

クラシックフォームとロックフォーム両方できるといいですね。実際多くの実際ギタリスト、ベーシストは使い分けています。是非両方練習してみてくださいね!

またロックフォームについては以下の記事を参照してみてくださいね。

ロックフォームが必要な理由