こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
ジェフ・ベックというギタリストをご存知ですか?
ミュージシャンズ・ミュージシャンと呼ばれ、多くのプロギタリストから尊敬される人です。
例えば布袋寅泰さんも「ジェフ・ベックとは(凄すぎて)共演したくない」と言っています。
何がそんなに凄いのか?
私もよくわかりませんでしたが、最近なんとなくわかってきました。
そんなジェフ・ベックさんの凄さを解説したいと思います。
表現力が凄い
ジェフ・ベックの凄さはこれに付きます。
というかギターのテクニックなんてすべて何かを表現するためのものです。
昔は速さこそ凄さ、と思っていました。
それが一番わかりやすいからです。
でもそうじゃないことに気が付きました。
シンプルなセッティングで良い音を出すのが凄い
ジェフ・ベックの凄さは機材を選ばない、ということにもあります。
良い音は手から生み出される、という見本のような人ですね。
シンプルなセッティングなのにすごい音を出すというところがすごいですね。
このシンプルなギター紹介動画がすごいです。
アンプに直接シールドを突っ込んだだけのセッティングで、多彩な音を出しています。
まるで息をはくようにギターを弾いています。
脳ミソに手が直接くっついているかのようです。
引き出しが多くて凄い
ジェフ・ベックはジャズのフレーズからロックンロールまで、何でも弾けます。
そういう引き出しの多さが凄い、と言われる一つの理由です。
普通カントリーのギタリストならカントリーのフレーズしか弾けない、ジャズならヘビーメタルのギターは弾けない、というものです。
ジェフ・ベックは色々なジャンルでそれなりに、お客さんを喜ばせるくらいに弾いてしまいます。
チャーさんは凄いギタリストで何でも出来るけど、ジェフ・ベックの幅広さに比べるとまだまだな印象です。
布袋さんだって、そうです。
いやいや、二人とも大好きなギタリストですし、正直、ジェフ・ベックよりも好きです。
でもジェフ・ベックの幅広さはずば抜けています。
ノイズをコントロールして音楽にしているところが凄い
ジェフ・ベックのギターは結構ノイズが出たり、わざと出したりしています。
でもそれを計算に入れて、ノイズすらも音楽的に聴かせています。
またノイズをパーカシッブに使ったりしています。
こういうことってよっぽどコントロール力がないと難しいのですよね。
上手い人はノイズを出さないし、もっと上手い人はノイズを聴かせることが出来る、ということですね。
PRジェフ・ベックの音源を聴けば聴くほど凄さに気がつけます。
そもそも凄いギターってなに?
それでは、そもそも凄いギターってなんなのでしょうか。
- スピードが速い
- 勢いがあって凄い
- 表現力が凄い
というように、凄いにも色々あります。
凄いテクニックと一概にいいますが、じゃあ凄いテクニックって何なのでしょうか。
自分にはできない、というのが凄いことだと思います。
素人的にはわかりやすく速く弾くテクニックは凄いと思います。
例えば正確にフルピッキングしつつ低音から高音までキレイに速弾きするポール・ギルバートさんは「凄い」と感じます。
それは「自分には出来ない」ということの落差が「凄い」と思わせています。
あんなに速く指が動かせるなんて凄いって思うのですね。
じゃあ玄人目線で見て、あんなに表現出来るなんて凄い!と思うのではないでしょうか。
もちろん人にはクセがあり、私のギターも、プロでも同じようには弾けないはずです。
でも私のギターで誰も感動しないわけで。
ジェフ・ベックをリスペクトするチャーさんの意見
ジェフ・ベックを尊敬するチャーさんの意見です。
ストラトキャスターというギターで出来る可能性を広げたのがジミ・ヘンドリックス。
ジェフ・ベックはストラトキャスターで出来るプレイの精度を上げて演奏している
とのことです。
AERAのページ参照して筆者編集
つまり
- ストラトに付いているアーム(音程を変化させる装置)プレイの精度
- ボリューム奏法の精度(ストラトはノブがピッキングエリアに近い)
ということなのでしょう。
たしかにストラトキャスターで出来ることをすべて行っている感じですね。
そしてチャーさんは「何度も観たくなるのはジェフ・ベックだけ」とも言っています。
ジェフ・ベックのギターはなにが凄いのか?まとめ
というわけで、ジェフ・ベックの凄さについてみてきました。
納得していただけたかどうか、いまいち自信がありません。
とりあえずまとめると
- ジェフ・ベックは表現力が凄い
- シンプルなセッティングで良い音を出すのが凄い
- 引き出しが多くて凄い
- ノイズのコントロール力が凄い
ということでした。
凄いって、わかりにくいのですよね。
速弾きはわかりやすいけど、表現力なんてわかりにくいですからね。
プロ達はそこらへんをわかっていて「凄い」と言っているのですね。
わかりにくい「凄さ」を理解するには、技術がいるのです。
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