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先日Twitterを見ていたら、変わったフレットのギターが目に飛び込んできました。

ヤングギター様のページより画像引用

上記のようにフレットがぐにゃぐにゃに曲がっています。TTフレットというそうですね。

以下のYouTubeではスティーブ・ヴァイがこの変形フレットギターを気に入っています。

https://youtu.be/XJXKV8v32iQ

スティーブ・ヴァイが「全部これにしようかな?」と言っています。それほど良いのですね!

変形フレットはTTフレットと呼ばれている

この変形フレット、TTフレットと言うそうです。True Temperamentの略だそうです。直訳すると、「真の気性」??よくわかりませんが、正しい音が出る、というような意味ですかね。

どうやらスウェーデンのTrue Temperament社が開発したそうです。

変形フレット(TTフレット)は何がいいの?弦を押さえても音程が安定する

さて、この変形フレットギター、何のためにフレットを変形させているのでしょうか。ここからは私の理解していることを話します。純正律に合わせてフレットを曲げている、という話もあります。でも純正律になるようにフレッティングしてしまうと、平均律で演奏されるバンドの中で不協しまうように思います。また、この辺りは私の勉強不足なので、コメントでご教示くださいませ。

解放弦と押さえた弦で音程が狂う

弦は解放弦でチューニングします。そしてフレットから弦までは高さがありますよね。なので弦を押さえるということは若干弦を引っ張っていることになります。チョーキングしているようなものですね。なので弦を押さえると厳密には音程が合わないのです。

まっすぐなフレットでは対応出来ない

押さえたときに音程が高いほうへ変わるなら、フレットをすべて低いほうへ移動させれば良いと思うかもしれません。しかしそんな単純ではないのです。

なぜなら弦一本づつ、ナットからペグまでの距離が違います。また、弦の太さが違うのでテンションが違います。テンションが違うので押さえたときに音が高くなる幅が違います。そのため、これらに対応するためにフレットを曲げているのですね。

動画の中でスティーブ・ヴァイは「このフレットはギターは不完全な楽器という前提で作られている」と言っています。まさにその通り!不完全ゆえ、音程の正確さを追求すると、不完全な変形フレットにせざるをえないのですね。

変形フレット(TTフレット)はコードを押さえても正確に近い音程が出せる

上述の通り、弦を押さえたときに「チョーキング効果」で音が高くなるのを、フレットを曲げて低いほうへ修正しています。

そのため解放弦でチューニングを合わせても、弦を押さえたときに正確に近い音程が出せるのです。

TTフレットはサステインが長くなる!

このTTフレットは音同士が共鳴するのでサステインが長くなります。実際スティーブ・ヴァイが弾いた映像を見ると、サスティナーを使わずにものすごく音が伸びています。

これはギタリストにとっては素晴らしいことですよね。

TTフレットはチョーキングがやりづらい

TTフレットはチョーキングも出来ます。出来ますが、フレットによっては音が変になるはずです。

TTフレットは値段が高い

TTフレットは値段が高いです。フレットはフィンガーボードに打ち込んで着けています。これは通常通りです。

でも1フレットづつ違う形状なので手間がかかります。その分値段も高くなるのですね。