スラップ(チョッパー)の練習方法

スラップ(チョッパー)って知ってますか?

親指で弦を叩くようにして低音を出し、人差し指または中指で高音弦を引っ掛けて「パチン」というアタック音を出す奏法のことです。

これができたらかっこいい!となりますので是非マスターしてみてください。

意外と簡単です。

スラップ練習の1

まずは手首を回転させてひたすら親指で4弦または3弦を叩きまくりましょう。

とにかくテレビ見ていようが、音楽聴いていようが、ずっと叩きます。

多分、10時間もやればコツがつかめるとおもいます。

ちゃんと低音がきれいに出るようになるまで叩きまくりましょう。

スラップの練習2

親指で弦を上手く叩けるようになったら、今度はひたすら人差し指または中指で2弦1弦を引っ掛けて引っ張ってはじく。

はじいて「バチン!」という音を出しましょう。

飽きたら適当なポジションを押さえてもいいですよ。

ちょっと脱線して、スラップ(チョッパー)の成り立ち

エレクトリックベースにおけるスラップ奏法はラリーグラハムという人が始めた、と言われています。

当時ラリーがやっていたバンドのドラマーが下手くそで、リズムがひどかったそうです。

そのためラリーは自分でドラムの替わりをしようと、ベースでドラムを表現したそうです。

それがスラップ(チョッパー)。

なので、親指で低音弦を叩き、バスドラムを表現しています。

そして高音弦でスネアの音を表現しています。

昔はチョッパーという名前で呼ばれることが多かった気がします。

途中からドラムの再現としてのチョッパーから広がり、それ以上の表現がされています。

ミクスチャー系のバンド、レッチリなどが出てきた頃から「スラップ」と呼ばれるようになった感じです。

スラップの練習3「コンビネーション」

親指と人差し指(又は中指)で音が出せるようになったら、今度はそのコンビネーションです。

親指→人差し指→親指→人差し指…

と一定のリズムで音を出し続けましょう。

これもながら、でいいとおもいますよ。

その後、親指→親指→人差し指、親指→親指→人差し指…を繰り返します。

言葉で表現すると「ドドパッ!ドドパッ!」って感じです。

その後は、親指→人差し指→人差し指、親指→人差し指→人差し指…

を繰り返し練習します。

言葉で表現すると「ドパパッ!ドパパッ!」という感じです。

さて、親指はバスドラム、人差し指(又は中指)はスネア、という役割がわかると、効果的な弾き方ってのがわかります。

バスドラムだけ叩くとうるさい感じがします。

スネアは叩く量が多くてもいいでしょう。

基本はオクターブ(例えば低いミの音と、高いミの音)の繰り返しです。

難しいと感じたら

はじめは弾けなくて、諦めそうになるかもしれません。

そして指も痛くなります。

それでもマスターしたいと思ったら、とにかく練習しまくるしかありません。

平昌オリンピックでフィギュアスケート女子銀メダルを取ったメドベージェワ選手は「最初から簡単にできたことなんかないわ 」と言っていました。

彼女はとにかく練習量が半端じゃないそうです。

天才、と呼ばれる人でも、並外れた努力をしています。

それは「どうしてもやりたいことがある」という強い思いがあるからです。

難しい理屈を言う前にとにかくやりまくるしかないです。コツを覚えるのはそれしかないです。 こればっかりは理論を覚えると上達が速くなるという世界ではありません。

というわけで、テレビを見ながら、SNSをやりながらでいいので、少しずつ練習しましょう。

出来たら、楽しいですよ!