新潟県にある、あごすけというラーメン屋が好きです。
あご(飛び魚の煮干し)でとった出汁が効いた魚介系ラーメン。
好きなひとはすき。
どこにもない味を求めて県外からも来店する人気店です。
だけど、、「不味い」という人がいるんですよね。
このくらい個性的なら日本全国から魚介系ラーメンを好きな人がやって来るので地元にファンが少なくてもやっていけますよね。
好かれもしない、嫌われもしないなら、いっそ嫌われたい、とは誰の言葉だったでしょうか。
不味いというお客も確かにいるけど、でも全国やあるいは全世界からお客がくればこのラーメン屋はやっていけますよね。
作曲も同じで、聴く人全てが「良い」という、優等生である必要はないです。
ライブとか物販は別ですけどね。
こちらは千客万来である必要があるかと思います。
でも曲づくりは変に流行りに合わせなくていいと思いますけどね。
あごすけのラーメンみたいに県外からそのラーメンを好きな人を呼べばいいのですから。
ただ、受けるコード進行とか、鉄板のヒット曲のノウハウは活かしたほうがいいです。
自分達が好きでも、伝わり方には違いがあるから。
自分の頭で思った音楽が表現できていない可能性もありますし。
人類共通の心に響くコード進行とか、メロディーってあるわけだから。
だって、曇りガラスを爪で引っ掻く音って、地球人ならみんな嫌いです。
そういう曲を作ってもしょうがないですよね。
だから、基本は押さえつつ、個性的な曲、自分達の中から湧き出る音楽を表現できたらいいと思うのです。
あごすけのラーメンだってラーメンの基本は押さえた上での個性なんですから。