小室哲哉さんいわく、「その機材のいちばんおいしいところだけを使う」

小室哲哉さんのプレイスタイル

小室哲哉さんのプレースタイルで印象的なのは鍵盤を何個か並べて右手とひどりてで別々の鍵盤を弾くというものです。

このやり方が結構面白いな、と当時思っていました。

というか小室さんはかっこつけてやってるのではないかと思っていました。

でも全然違うんですね。

その機材のおいしいところだけ使う

小室さんはそのシンセサイザーの美味しい機能だけ使う、と言っていました。

例えばピアノの音はいいけどサックスの音が良くないシンセサイザーは、色々機能があっても、ピアノの音しか使わないそう。

あるいはバイオリンの音はいいけどピアノの音が良くないと言った場合はバイオリン機能しか使わないそうなのです。

そして一曲の中で二つの音を同時に出したいとなると、どうしても使い分けになりますよね。

当時はカッコつけかと思っていた小室さんの弾きかたも、いちばんおいしいところだけを使う、といわれて納得しました。

エフェクターも同じ考えで

同じようにエフェクターもそういう考え を持てば良いのではないかと思います。

マルチエフェクターでもいいところだけ使う。

例えばマルチのディストーションはいいけど空間系がイマイチだな、と思ったらそのディストーションだけ使えばいいと思うんです。

贅沢かもしれませんが、本当に音を追求しようと思った場合、その機材の一番いいところだけを使用するというのが プロなんですね。