こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
ギターでよく「リフ」という言葉を耳にします。
ギター全盛期の1970年代、バンド、レッドツェペリンとか、ディープ・パープルなどのバンドがリフを競っていた感があります。
この「リフ」とは一体なんのことでしょうか?
ギターのリフとは、曲のモチーフ・象徴・骨格となるギターフレーズである
ギターのリフとはリフレイン(繰り返し)すフレーズのことで
- 曲の象徴
- 曲のモチーフ
- 曲の骨格
となるものです。
前述のレッド・ツェッペリンやディープ・パープルの曲はギターの印象的な繰り返すフレーズから始まります。
これを「ギターのリフ」と呼んでいるのですね。
そもそも「リフ」とは「リフレイン」のこと!
このリフは、正しくはリフレインと言います。
リフレインとは、繰り返しの意味の音楽用語です。
なので、ギターのリフとは、「ギターでの繰り返しのフレーズ」ということです。
ギターのリフはギターの印象的なフレーズを繰り返しています。
繰り返すことで印象的付けているのですね。
人間は繰り返し聴くことで馴染みが出てくるようです。
ダニエル・カーネマンという方の「ファスト&スロー」という本には、単純接触効果として、反復が馴染みを覚えることが紹介されています。
以下、ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」より一部引用です。
反復は認知を容易にした馴染みがあるという感覚をもたらす
ロバートザイアンスは何度も 出てくる単語に馴染みを覚える、として「単純接触効果」と名付けた
リフレインも同じです。何度も同じフレーズを聞くと、単純に「馴染みを覚える」ようになります。
ギター以外のリフレインの具体例
リフレインは、ギター以外でも使われる言葉です。具体例をあげてみます。
リフレインで有名な曲は、
「飛んで飛んで飛んで飛んで♪回って回って回って回る~♪」などボーカル曲が有名ですね。
「小さい秋、小さい秋、小さい秋見つけた」もリフレインですね。
ギターのリフの特徴 普通のリフレインとちょっと違う?!
ギターのリフも繰り返しです。
その曲の印象的な繰り返しですね。
ギターのリフは、イントロ(曲の出だし)で使われることが多いです。ギターリフの有名な曲は大抵イントロからリフレインしています。
また、 歌のリフレインとはまた違って曲全体のモチーフになっているのがギターリフの特徴です。
ギターリフが有名な曲
それではギターのリフの有名・印象的なものをいくつか挙げてみます。
ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」
ちょっと古いかな。1970年代に活躍したハードロックバンドです。
古いけどなんとなく聞いたことはあると思います。
いきなりギターのリフから始まります。昔のギターキッズはみんなこの曲を練習したものです。
簡単ですしね。とっても有名なリフです。
ギタリストのリッチーブラックモアはカッコいいリフを作る人です。
スローなリフからスピード感のあるリフまで、とてもかっこよく作っています。
レッド・ツェッペリンの「ブラック・ドッグ」。
レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジは印象的なギターリフを生み出すカリスマでした。
聞いているとクセになるし、ギターを弾きたくなります。
このギターリフはこれでもか!というくらい、一つのフレーズを繰り返します。
これだけ繰り返すと、さすがに印象に残ります。
しかもこのリフは ベースとのユニゾンです。
ユニゾンでフレーズを強調しているので、さらに印象的なリフになっています。
レニー・クラビッツ「自由への疾走」
レニー・クラビッツの自由への疾走も印象的です。
このリフはAメロ、Bメロの歌のバックでも流れています。カッコいいです。
下記の映像をご覧ください。レッドツェッペリンの「移民の歌」という曲です
この曲はどう考えても冒頭のギターリフから曲を作ったとしか思えませんよね。
F#のオクターブ違いを、ただリズミカルに弾いているだけです。
たった一音だけで構成されているリーフ!ギターリフまさに究極のギターリフですね!
この頃のハードロックバンドは、他の多くの曲も、ギターリフから作っていたと思われます。
私が楽器を始めた1990年代も、「いかにかっこいいリフを作るか」 ということが言われていました。
また布袋寅泰さんがギターを務めた「BOOWY(ボーイ)」というバンドもギターリフが印象的です。
BOOWYの「マリオネット」という曲はリフがそのままサビになっています。
また、「Justy 」という曲の冒頭のギターリフはサビでも使われています。
「Bad feeling(バッドフィーリング)」という曲に関しては イントロから A メロにかけてきっとギターのリフが続きます。
当時布袋さんはいかに人がやってないギターフレーズを作るか と言う ことを考えていたそうです。
おそらくかっこいいギターフレーズを作って、それを曲に発展させていったのではないでしょうか。
まさに「ギターのリフとは曲のモチーフ・象徴・骨格となるギターのフレーズ」 です。
一つのカッコいいギターフレーズは「リフレイン」すべし!
ギターのリフについて見てきました。
こうしてみると、カッコいいフレーズを思い付いたら、リフレイン(リフ)すると、曲の印象が聴く人の頭に残ります。
なので、積極的に使っていきましょう。
ギターのリフの意味とは? のまとめ
というわけでギターのリフについて見てきました 。
まとめると
- リフとはイントロに使われる曲の象徴的なフレーズ
- 何度も繰り返される
- リフを作れば曲が出来る
ということでした。
とにかくギターのリフとは「曲のモチーフ・象徴・骨格となるギターのフレーズ」 だということです。
またギターのリフから作られている曲も多いということを見てきました。
本来は「リフ=リフレイン」ということで「繰り返すフレーズ」のことです。
その繰り返しフレーズを 効果的にかっこよく印象付けているのがギターのリフですね。
また曲作りも 最近では メロディーやコード進行から 作ることが多いように思います 。
そんな時代だから、曲もギターのリフから作ってみるのも いいですね。
今は歌メロ全盛期なので逆にギターのリフから作曲すると面白いかもしれませんね!
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