ギターの省略コードとは?

ギターの省略コードってご存知ですか?

ギターでカッティングなんかをするときに使うコードのことです。

 

3ポジションを押さえるだけでコードとして成り立つ便利なものです。

ギターの省略コードとは?

ギターのコード、というと、CコードやE、D、Gと押さえにくいFコードなどたくさんありますね。

 

 

中でもFコードは押さえずらいことで有名です。

 

 

この コード、実はほとんど3音で成り立っています。

 

例えばCメジャーコード。

 

これは ドミソの音階で成り立っています。

以下、確認してみてください。

【Cコード】

5弦3フレット=ド

4弦2フレット=ミ

3弦開放   =ソ

2弦1フレット=ド

1弦開放弦  =ミ

 

 

 

すべてドミソのどれかの音になっていますね。

ということはダブっている音は省略してもいいのでは?ということになります。

ギターで省略コードを使う理由

ギターで省略コードを使う理由はなんでしょうか。

 

ここでは省略コードのメリットについて解説します。

①省略コードは弾きやすい

まずはこれです。省略コードは弾きやすいです。 押さえやすい、ということですね。

 

省略コードは初心者でも押さえやすい?!

例えばFコード。なかなか音が鳴らなかったり押さえられなかったり。

初心者がづまずくコードですね。

これを省略コードなら最低3つの弦を押さえるだけなので、簡単に押さえられます。

 

 

②歪んだ音でもコードが聴こえやすい

エレキギターで歪ませて使う普通のコードを弾くと、音がぐちゃぐちゃになって何を弾いているか、わかりません。

(歪ませるとは:小さいスピーカーで大きな音を出すと、音がつぶれます。この音が❝歪んだ音❞です。)

 

 

 

多くの弦を鳴らすので、聴き取りづらい音になってしまうんですね。

 

 

これが省略コードなら、3つの音しか出ていません。

これだと、 多少歪ませてもコード感が出せます。

 

 

③カッティングしやすい

カッティングという奏法をご存知ですか?

 

ミュートを絡めつつ音を短く切ってコードを鳴らすことです。

 

 

 

これをやるときに開放弦が入っていると、ミュートしづらいです。

カッティングの場合、左手でミュートしたまま弾く「空ピッキング」もからめて弾きます。

 

 

そのため、開放弦があると空ピッキングの音を出しづらいのです。

そういうときに 省略コードで、開放弦を鳴らさなくてよい、というのは重宝します。

通常のコードはアコースティックギターのもの?!

元々普通のコードというのはアコースティックギターで弾くことを想定して作られています。

コードはアコギ用?!

大きな音をアンプ無しで出さなきゃいけないので、同じ音を2回出したり、そういう工夫がされているんです。

 

また高音から低音までギターを一本で弾くことも想定されてるので 高音から低音までバランスよく出す必要があります。

そのためどうしても多くの弦からの音を出すことが必要になってくるんですね。

エレキギターで普通のコードは必要ない?

エレキギターは ピックアップが付いていて電気的に音を増幅して大きくすることができます。

 

そのため 複数の弦を鳴らす必要がないわけです。

バンドでは低音はベースがカバー

さらにバンドで演奏すると低音はベースがカバーしていることが多いです。

 

 

そうなると低い音はベースがカバーしてくれているので出す必要がない、というより出さないほうがバランスがよい場合があります。

 

 

ボーカルもいるのであんまり被るような音を出さないほうがいいという話になります。

 

そうすると省略コードの出番になります。

省略コードの考え方

省略コードの考え方をFコードを参考にみてみましょう。

 

 

【Fコード】

6弦1フレット=ド

5弦3フレット=ソ

4弦3フレット=ド

3弦2フレット=ミ

2弦1フレット=ソ

1弦1フレット=ド

 

 

こうしてみるとミが1つしかないんですね。

それはともかく。

Fコードを省略!

これを省略コードで押さえるとこうなります。

 

 

4弦3フレット=ド

3弦2フレット=ミ

2弦1フレット=ソ

 

これは上から 「ドミソ」になっていますね。

 

 

 

ではこれはどうでしょう。

 

3弦2フレット=ミ

2弦1フレット=ソ

1弦1フレット=ド

 

 

これは上から 「ミソド」となっています。

上の「ドミソ」とならびは違いますが、 同じ音ですね。
ベース音がしっかりFの音を出してくれている場合、これでもFコードとして通用します。

 

 

つまり「ドミソ」の音が入っていれば、メジャーコードとして通用する、ということですね。

※ただしベースがしっかりとルート音(基音。元の音)を出してくれている場合に限ります。

省略コードの注意点

ベースが違うルート音を出していると、別のコードとなってしまうことがあるので注意が必要です。

 

ドミソのうち、ドの音が一番低ければほとんど上記の問題はありません。

以上のように難しいFコードも、3つの音でよければ簡単に押さえられますね。

まとめ

というわけで 基本の3つの音もしくは4つの音が出ていれば余計なことは省いちゃった方がバンドサウンドとは相性がいいです。

 

基本のコード よりも抑えやすいのも利点です。

 

 

それから省略コードを弾きながらギターソロを入れることもできます。

 

こんなふうにいろいろ使える省略コードです。ぜひ自分でもコードを省略して作ってみてくださいね。

 

 

きっと音楽の幅が広がりますよ。