サザンオールスターズ桑田佳祐

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。

サザン・オールスターズの桑田佳祐さんてほんと天才ですよね。

天才とは、努力しても超えられないものを持っている人のことです。そういう意味では、桑田佳祐さんは間違いなく天才ですね。

多分私が子供の頃から一生懸命努力しても桑田さんを超えないでしょう。

今日はそんな桑田佳祐さんのすごさや天才性について解説します。

日本語の歌い方を変えた

桑田さんは日本語の歌い方を変えました。日本語というのは母音が強く、ロック・ポップスにおいては言葉にリズムをつけにくいです。

そこをどうやって歌詞にするかが工夫のしどころなのです。

桑田さんは歌詞を英語やフランス語に聞こえるように工夫しました。

例えば「シュラバ★ラ★バンバ」の歌詞です。サビでは「修羅場穴場女子浮遊」です。

「シュラバ★ラ★バンバ」の音感にそっくりな歌詞を当てはめています。

まあ意味は解るような、解らないような感じです。

こういうディスコっぽいダンスナンバーには日本語はなじみにくい。でもそこをあえてリズム感と音感優先で歌詞を作ってゆく。ここがすごいですね。

その後、桑田さんの歌詞は変化していきます。最近は日本語を活かした歌詞になりました。

「愛の言霊」が一つの到達点

また、「愛の言霊」はリズム歌詞の到達点と言えます。

リズミックのサビはフランス語のようです。

サビの「生まれくセリフとは」の「とは」を一音で表現しています。その感じがフランス語の3「trois(トロワ)」にそっくりです。

その後に続く「蒼き星の挿話」の「挿話」はなんと1音に3文字を詰め込んで歌っています。これもフランス語でよく出てきそうな「ソワ」という音感に似ています。おもしろいので、当時みんな真似して歌ってましたね。

Aメロから軽い感じの歌詞が並びます。それでいて全体としては夜祭の雰囲気が出ています。

「わっぱラッパ」など言葉遊びも日本的な内容です。それでいてリズム感をすごく感じます。

歌詞がすごい

また、韻の踏み方でも日本語のリズム感を補っています。多くのヒット曲を生み出してきました。彼の歌詞は人間の喜怒哀楽、社会問題、愛や人生の哲学など、幅広いテーマについて深く考えさせ

基本は恋愛・愛欲などをテーマにして歌詞を書いています。

恋愛の歌で人の心の微妙な揺れ動きを表現しています。こういう時の桑田さんはすごくまじめです。

そうかと思えば「エロティカセブン」や「マンピーのGスポット」のような、放送ぎりぎりの歌詞も書きます。

それでいて矛盾を感じず、どちらも桑田さんです。

一つ一つの歌詞の完成度が高いからですね。表現力が高いのですね。

また、情景の表現力もすごいです。直接的な名詞は使わずに表現します。

例えば「太陽は罪なやつ」のサビです。「高気圧とビーナスたちの交差点」という歌詞に注目してください。「太陽降り注ぐ海を若い女性が楽しんでいる情景」が目に浮かびませんか?

この振り幅が桑田さんの魅力でもあります。

また、替え歌も、英語に聞こえるように、しかも日本語の意味も通じるように歌ってますね。

すごすぎます。

X(桑田佳祐さん替え歌)

歌いまわしの上手さ

また、発音の上手さでも日本語のリズム感を補っています。彼の歌声は非常に特徴的で、感情を豊かに表現することができます。

勝手にシンドバッドのBメロでは早口の歌詞を歌っています。これがとてもリズミックです。

また、歌詞をはっきり発音しています。そうかとおもうと、ぼかして歌ったりします。

このコントラストがおもしろいです。

例えば「エロティカセブン」の「ロマンティックなあのジュース」の「ス」はこれでもかとはっきり発音しています。

逆にこのあとの「生きていたいだけさ」の「さ」という発音を「すぁー」とぼかして歌ったりします。こうやって余韻をつけているのですね。

リズム感がいい

リズム感がとてもいいのも桑田さんのすごさです。そしてあえてリズムを遅らせたりして歌います。これはリズム感が良いから出来ることです。

もしもともと不正確なリズムの人がリズムずらしをやったらどうなります?酔っ払いのおじさんのカラオケみたいになってしまいます。

曲作りがすごい!

桑田さんは多様な音楽ジャンルに精通してています。なのでロック、ポップス、ブルース、フォーク、ソウルなど、幅広いスタイルの音楽を作曲することができます。

TSUNAMIみたいなまじめなバラードがあるかと思えば、

希望の轍のような真っ直ぐなポップチューンも作ります。

ほんと多様です。それなのにクオリティがどれも高い。すごいです。

メロディセンスがすごい

桑田さんのすごさで、メロディは外せません。

桑田さんの楽曲には耳に残るメロディがあります。また、人の心をつかむキャッチーさがあります。メロディやコード進行、アレンジにおいて独自のセンスを持っており、多くの人々を魅了しています。

このメロディセンス、ポール・マッカートニー並みなどと誰かが言っていました。

いや、日本人には桑田さんのほうが素敵に感じます。

ライブパフォーマンスがすごい

桑田さんはライブパフォーマンスも魅力的です。ステージを縦横無尽に動き回ります。

また独特の演出も魅力的です。エッチ系の歌では際どい演出も行っています。ユーチューブで「エロティカセブン」や「マンピーのGスポット」など、見てみてくださいね。

また、ステージ上での存在感は抜群です。観客とのコミュニケーション力も際立っています。

音楽以外でも活躍!

桑田佳祐の表現力についても注目すべきです。彼は音楽だけでなく、映画やテレビドラマへの出演、執筆活動など、多岐にわたる表現活動を行っています。

個人的ベストバラード

私が好きなサザンのバラードをご紹介します。

  • 愛しのエリー:切なさと甘さが同居する名曲。
  • 真夏の果実:茅ヶ崎の海岸に寝転がってラジオで聴きたい。潮風を感じるラブソング。
  • TSUNAMI:ヒットさせようと書いた渾身のバラード。サビになると感情が打ち寄せては引いてゆく。
  • 涙のキッス:Aメロから素晴らしいメロディと歌詞。最初から泣ける。

天才!桑田佳祐のすごさ、天才性について解説まとめ

というわけで桑田佳祐さんのすごさ、天才性についてみてきました。

まとめると

  • 日本語の歌い方を変えた
  • リズム感と音感を重視した歌詞作りで日本語の難しさを克服
  • 独特の歌いまわしで日本語のリズム感を補う
  • 感情豊かな歌い方
  • リズム感がいい
  • 多様な音楽ジャンルに精通している
  • 幅広いスタイルの楽曲を作曲
  • メロディが素晴らしい
  • ライブパフォーマンスが魅力的
  • ステージ上での存在感や観客とのコミュニケーション力が際立つ

ということでした。

以上、桑田佳祐さんのすごさや天才性についての解説でした。

いやーほんと、日本の宝ですね!

Amazonmusicで桑田佳祐さんの楽曲を聴こう(AD)

PR