こんにちは。
ギターを選ぶとき、どんな基準で選びますか?
弾いたフィーリング!という人も多いと思います。
その場のノリって大事です。
やっぱり一目惚れってありますよね。
でも一目惚れした相手がとんでもない人だったりして(笑)
高額なギターですから、買ってから後悔しないために、チェックすべき基準を紹介します。
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音が好きな音かどうか
ギターは楽器です。
楽器である以上、音を重視するのは当然ですよね?!
まず試し弾きができればさせてもらいましょう。
そこでピックアップやトーンをいじりつつクリーントーン、歪みの音を確認します。
- 自分の好みの音かどうか
- バンドで音を出したときに収まりがいいか
- 調整すれば自分好みの音になりそうか
- ビビりや音の詰まりはないか
- 低音から高音までバランス良く鳴っているか
などをチェックします。
ネックをチェック!
ネックはギターの命です。
ギターはこのネックを握って演奏しますからね。
ネックの選ぶ基準を見てみましょう。
ネックの長さ
ネックの長さは色々あります。
ざっくりいうと以下の通りです。
- ショートスケール
- ミディアムスケール
- ロングスケール
短くなればフレットの幅が狭くなります。
そのため低音でのフィンガリングがやりやすかったり、手の小さい人でも弾きやすかったりします。
逆に手の大きな人はロングスケールのほうがよかったりします。
僕は手が大きめなので、フレットの間隔が狭いと、弾きづらいです。
レスポールを使っていますが、コードもハイポジション(高音フレット)も弾きにくいです。
なので自分の手との相性も一度考えてみましょう。
ネックの幅
ネックの幅も色々ありますね。
これも手の大きな人は一般的に幅広のネックを選んでいるようです。
ネックのシェイプ
ネックのシェイプも色々あります。
- 半月状
- 扁平(へんぺい)で平べったい
- 三角シェイプ
などです。
色々弾き比べて、自分の好みの形状を見つけましょう。
ネックの素材
ネックの素材によって、音が変わります。
強力なテンションがかかるので主に硬い木が使われます。
素材は大抵、以下の二種類です。
- メイプル(楓の仲間)
- マホガニー
メイプルネック
主にフェンダー系の楽器に使用されています。
強度が高く、ちょっとやそっとでは折れません。
僕は薪ストーブをやっていますが、薪にするために、楓を割るのは骨が折れます(笑)
音は固く締まった音、高音が強調されるような音です。
マホガニーネック
ギブソン系のギターや、アコースティックギターに採用されている素材です。
温かく、中音域が強調されるネック材です。
強度がメイプルほどではないので、折れることもあります。
ザック・ワイルド(オジーオズボーンのバンドでデビュー)愛用のレスポールは息子のいたずらにより、ネックが折れたそうです。
なので取り扱いは気を付けましょう。
出来ればケースはハードケースが良いですね。
[char no=”2″ char=”べ子。”]ベーシストから一言: ネックの裏を見て!フシがあると反りにつながることがあるの![/char]
指板(フィンガーボード)をチェック!
指板とはネックに貼ってある、指が当たる部分です。
フィンガーボードとも言われています。(図をご参照ください。)
指が抑えるところの木です。
指板(フィンガーボード)にする木
指板にする木もいろいろあります。
それぞれ特徴が違いますので、違いを頭に入れて選んでみてくださいね。
特によくつかわれるものは
- ローズウッド
- メイプル
- エボニー
の三種類です。
ローズウッド
ローズウッドはよく使われる指板の木です。
硬さは中程度です。
そのため、音は中音域が出て、マイルドになります。
温かい音を出したい、リッチな音を出したい場合は検討してみると良いでしょう。
メイプル
メイプルは非常に硬い木というお話をしました。
その硬さのため、音には以下の特徴があります。
- 高音が協調される
- 音の立ち上がりが速い
高音が出るので、メタル系に向くかもしれません。
また、音の立ち上がりが速いのでカッティングとの相性が良いです。
キレッキレなカッティングを目指すなら、この木の指板を選びましょう。
ちなみにネックから刻みだしたネック一体型の指板と、ネックにメイプル材を貼っている貼りメイプルがあります。
エボニー
エボニーは伐採が規制されていたり、音の特性が良いこと、バイオリンなどでも使用されることから、非常に高値です。
非常に硬い木です。
その割に低音もきちっと出たりします。
高音から低音までバランスの良い音が鳴ります。
硬いので音の立ち上がりが速くバランスよく鳴る。
きらめくような音を選びたければエボニーですね。
指板の形状
指板の形状もいろいろあります。
- 弧を描くもの
- フラット(真ったいら)のもの
- スキャロップ加工されているもの
一般的には若干弧(こ)を描いたものが多いです。
これがオールマイティーにいろいろなジャンルに対応できると思います。
フラットのものやスキャロップ加工されたものは速弾き向き、といわれています。
※スキャロップ加工とは、指板を削り、へこみを付けたものです。
このあたりは試し弾きしてみて、自分の好みを見つけてみてくださいね。
ヘッド周りをチェック!
ヘッドはギターの一番高い位置にあります。(図参照)
ここもいろいろとあるんですよね。
ここではヘッド、ペグ、ナットをひっくるめて解説します。
さっそく見てみましょう。
ヘッドの形状
ヘッドの形状もいろいろあります。
形状によってペグの配置が違います。
ペグは主に片側だけについているものと、両側に同じ数ついているものがあります。(変則的なものもあり)
フェンダー系・片方のみペグ
フェンダー系ですと、上のほうにペグがついています。
その場合、6弦が一番手前(ナット寄り)で1弦が先端についています。
これだと6弦が一番角度がつくのでテンションが強く、1弦が一番角度がつかないのでテンションが弱くなります。
低音のバッキングをしっかり行い、ギターソロは弾きやすい、という合理的な配列です。
逆に「リバースヘッド」と呼ばれる、ペグが下側についているものもあります。
これは6弦のテンションが弱くなり、1弦のテンションが強くなります。
ジミ・ヘンドリクスは右利き用のギターをそのまま左利きで使っているので、ペグが下向きになっています。
もしかしたら彼の独特のサウンドに影響を与えているかもしれません。
好きな人はチョイスしてみてくださいね。
ギブソン系・両側にペグ
ギブソン系に多いのは両側に同じ数のペグがついているものです。
これがいいのは6弦のテンションが強め、1弦のテンションが弱め、などがなく、全体的に同じテンションだ、ということ。
それとペグが込み合わず、チューニングがしやすいということです。
ヘッドの形状は特に意識しなくてもいいかもしれません。
気に入ったギターであれば多少のことは受け入れましょう。
ナットの素材
ナットの素材によって音は変わります。
僕は以前のギターで牛骨のナットを使っていました。
しかしそのナットが割れたため、なんの知識もなくショップで交換してもらったら、樹脂系のナットに付け変わっていました。
音が以前と変わってしまって、結局そのギターは手放してしまいました。
昔の自分に「ナットの種類もいろいろあるよ!」と教えてあげたいです。
さて、ナットにする素材の代表は以下のものです。
- 牛骨
- 樹脂
- ブラス
牛骨
牛骨は牛の骨ですね。
ベーシックな音、というか牛の骨のイメージそのままの音です。(すみません稚拙な表現で)
音も伸びすぎず、きらびやかすぎず。
温かい音、とでも言いましょうか。
樹脂
樹脂はサスティーンがあって、ストレートな感じです。
ブラス
ブラスはきらびやかでサスティーンが伸びます。
このあたりもいろいろ試してみて!としかいえません。
個人的なおすすめはブラスです。
まとめ
長い記事になりました。
本当はこのページで完結させようと思っていましたが、ボディのほうまでたどり着きませんでした。
そのため、ギターの選び方・ボディ編はまた今度リリースします。
セットで読んでくださいね。
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