ギターは、主に木で出来ています。
そしてその木の種類によって、音が大きく違います。
よく使われている木は
- バスウッド(シナノキに近い)
- アルダー(ハンノキに近い)
- アッシュ
- マホガニー
- メイプル(楓に近い)
- オーク(ナラの木に近い)
といったところです。
上から順に柔らかい→硬い材となります。
日本にも生えているギター用の木
日本にもこれらとほとんど同じ木が生えています。
ギターにも使えると思います。
日本に生えているアルター(ハンノキ)
アルダーは日本で言うところのハンノキです。
ハンノキというと、日本では 「はさがけ」にする木、として有名です。
はさがけとは?
はさがけとは、米を天日乾燥させるときに、稲を挟んで掛けるので「はさがけ」です。
その時に、畦道に植えて、横木を渡しかけます。
その木がハンノキです。
外国で言うところのアルダーですね。
ハンノキ(アルター)の特徴
ハンノキはほとんど年輪というものが出来ずに繊維もありません。
繊維もほとんどないですね。
薪として割る時に剥がれるように割れてくんです。
とても加工のしやすい木です。
ちなみに燃やすとほとんど煙も出ないので
昔はお殿様が薪に使っていたそうです。
アルダーにすごく近い種類なので、うまく乾燥させればギターに使えると思います。
もし原木のハンノキが欲しい時は僕に声かけてくださいね(笑)
日本に生えているメイプル
メイプルメイプルは日本で言うところの カエデの木ですね。
カエデの木も日本には結構豊富にあります。
大木になっていることもあります。
非常に硬くて 加工がしづらいです。
繊維がくねくねしていて、垂直に切ると、木目が波打っていたりします。
磨いたら、すごくきれいな虎目になります。
木の汁が甘いのか、切って放置しておくと蟻が寄ってきます。
まあメープルシロップができるぐらいですから若干甘いのでしょうね。
この辺りも原木ありますので声かけてください(笑)。
日本に生えているオーク
オークは日本で言うところのナラの木の仲間ですね。
ナラの木は、日本の雑木林には豊富に生えています。
こちらも非常に硬くて割りづらい木です。
またウイスキーの樽に使われています。
そのため、割るとウイスキーの良い香りがします。
結構水を含んでいるのでよく乾燥させて使う必要があると思います。
この辺りもでもギターを作ってみたら面白いかもしれません。
ブライアン・メイ(クイーンのギタリスト)の手作りギターはオークの木を暖炉で100年間乾燥させたものです。
まとめ
日本の木を使っても当然ギターは作れます。
メーカーによっては専門に作っているところもありますね。
自分で木を伐採するとこからはじめて、乾燥させ製材して、
ギターやベースを作ってみたいですね。
パーツとかネックは作れないのでその辺は買うしかないですね。
なんかそういうイベントやろうかな。