フレディ・マーキュリー

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。

「ママ、たった今、人を殺した…」

そんな衝撃的な歌詞のクイーンの名曲、「ボヘミアン・ラプソディ」。

また、クイーンのフレディマーキュリーを題材にした同名の映画でも有名になっています。とても泣けると話題ですね。

ボヘミアン・ラプソディの意味は?

ボヘミアン・ラプソディとはどのような意味でしょうか。

日本語に直訳すると世間を無視した「放浪者の狂詩曲」。

私は自由人の自由な歌、と解釈しています。

この曲、いいんですよ。個人的には名曲揃いのクイーンの曲の中でも一番好きです。クイーンの魅力が全て詰まっています。

ボヘミアン・ラプソディを作ったバンド、クイーンとは?

このボヘミアン・ラプソディを作って演奏しているのはイギリスのクイーン1973年にデビューした、というバンドです。

レコードを2億枚以上売っている、すごいバンドです。

独特なギターサウンドと、コーラスによるオーケストレーション、かっこいい曲、それからボーカルが魅力のバンドです。

ボヘミアン・ラプソディってどんな曲?

冒頭コーラスによる、オーケストラから始まります。

それに続いてフレディによる感傷的なピアノの弾き語り。

そのあとブライアン・メイの、力強いギターのオブリガートが入ってきます。関連記事:ブライアン・メイのギタープレイ

そこから曲は壮大な展開に。そしてバックの楽器にのせて歌い上げるフレディの歌唱力か素晴らしい。

そしてギターソロ終わりの後半はガラッと曲調が変わり、クラシックの合唱のような曲調に。

メンバーそれぞれ皆の歌がとても上手いのでこういうコーラスワークも非常にきれいです。

そこから怒涛のエンディングに向けて曲は続きます。

冒頭のフレディの感傷的な歌から、生まれ変わったかのような力強い歌に変化していきます。

そこにギターのオブリガードが絡んできます。

ほんと、 一曲で色々と美味しい曲です。

ボヘミアン・ラプソディーはコンセプト曲?

私はボヘミアンラプソディーの内容はコンセプト曲だと思っていました。

つまり、 BLANKEY JET CITY みたいに仮想の自分、仮想のキャラクターを作り、そのキャラクターが織りなす物語をドラマチックな曲に仕立てていると思っていました。

BLANKEY JET CITY 1987年デビューの日本のバンド。ブランキー市長が支配する町で起こるいろいろな出来事を歌にしている。ある種のコンセプトバンド。

つまり映画を作るような感覚ですね。

自分の思いなども多少は込めるのでしょうが、基本はシナリオありきです。

そしてシナリオにあるキャラが主人公になりきって歌を歌う。

そういう歌だと思っていたのです。

だって普通ガリレオとか歌詞に出てこないですよね。

「ママ、経った今、人を殺したよ」、なんて普通歌詞に出てこないですよね?

絶対に作り話の歌詞だと思っていました。

始めにネガティブな歌詞から始まり、だんだん希望を抱き、最後は覚悟を決める。

まるでドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のような曲だと思います。

つまり贖罪から始まって、自分を一回漂白して、その後に新たな自分を作り出すという歌です。

生まれ変わりの歌詞、だとはなんとなく思っていました。

ボヘミアン・ラプソディはフレディの同性愛の告白の歌!

しかし先日、坂上忍さんの番組を見て、以外と フレディーの心の内、内面の気持ちを表現した歌詞だったんだ、ということを知りました。

フレディと一緒に歌詞を作ったこともある方によると、以下のような解釈でした。

つまりフレディは ゲイで それまでの異性を愛する自分と決別して新たな自分に生まれ変わるそういう宣言をする曲だというのです。

あの当時は今のような同性愛を認めるような雰囲気ではなく、もっとゲイに対する偏見とかが強かった時代です。

そんな中で 彼は自分の心を素直にさらけ出し認めてもらいたかったのだと思います。

つまり始めの「人を殺した…」という歌詞は、「自分を殺した」という意味だった、というのです。

異性を愛していた自分を自分で殺して、新たに同性を愛する自分が生まれる。曲も歌詞も、告白から始まって、だんだん宣言に変っていく歌です。

確かにフレディが歌ってる姿を見るととても演じている感じはしません。

むしろ自分の心からの叫びを歌っているように感じます。

これがいったい何?

何でそんなに力強く「僕は人を殺した」と歌えるんだろう?昔から本当に不思議だったんです。

もちろん何かの比喩だとは思いましたけどね。

しかしそれは「異性を愛する自分とから同性を愛する自分への脱皮の歌」、またそれを「世間に知ってもらいたい、認めてもらいたいという決意の歌」だとすれば辻褄が合います。

それならばあれだけ力強く歌っていたことも理解ができます。

それにしても坂上忍さんじゃないですが 身近にいた人からそういう話を聞くと 全然違う曲に聞こえます。

またそれと同時にとても説得力のある曲になってきます。

そう思うと映画ボヘミアン・ラプソディを見てみたくなりました。

そしてボヘミアン・ラプソディという曲がますます好きになったのでした。