アマチュアバンドでもお客さんにお金をはらってもらってきてもらっている以上はプロなんです。
これは友達を呼んでライブやってる学園祭気分では絶対に出てこない発想です。
そこで 今日はお客さんを獲得する 方法 について考えてみました。
友達はいずれライブに来なくなる!
まず 覚悟してもらいたいのは友達はまずライブに来ない、という事です。
友達の頭の中では、あなたは友達でしかない。
一緒に遊ぶ仲間なんです。
それに対してライブというのは非日常を味わってもらうためのもの。
昨日一緒に遊んでいた友達がライブに出たって非日常感なんてないんです。
よっぽど実力があれば別ですけど、そうじゃないなら無理です。
なのでもう「友達は来ない」と覚悟したほうがいいです。
集客は営業だ!
集客って実は営業なのです。
バンドマンは「いい曲、いいライブをすれば集客出来る」と思いがちです。
でもそれは一部の才能のある人に許された特権です。
多くのバンドマンにとって集客は営業なのです。
なので積極的に自分たちを売り込みましょう。
次の項より、どのように集客するか、みていきましょう。
ライブに来た人は潜在顧客!見込み客に営業をかけよう
ライブに来るお客さんっていうのは少なくてもライブが好きだ、というふうに考えてます。
つまり他のバンドを観に来たお客さんも、将来自分のバンドのファンになってくれるかもしれません。
なのでライブに来てくれたお客さん全てにビラを配ります。
そこにSNSのQRコードをのせて自分のツイッターなりInstagramなりをフォローしてもらえばいいと思います。
ライブでお客さんに声を掛け、友達とは言わなくても話せるような仲になっておくことも大切です。
自分たちのキャラをわかってもらう努力を
お客さんは少しでも気になるバンドの性格を知りたいものです。
ともするとバンドマンは怖いイメージを持たれていることが多いです。
なので笑顔で話し、お客さんに和んでもらいたいですね。
そして「なんだ、怖い人じゃないんだ」と、思ってもらえたら幸いですよね。
昔B’zの松本さんが「演奏している人たちの人柄がわからない音楽は聞く気にならない」といっていました。
表現者の生い立ちや性格を知れば知るほど、音楽は伝わります。
そのためにはお客さんに話しかけて自分たちを知ってもらうことです。
バンドのストーリーを伝える
また、バンドのストーリーなり歴史なりを知ってもらうのも大事です。
ストーリーって大事です。
ただし、伝統芸能的にならないように気をつけたいですね。
YouTubeで予習してもらう
今はYouTubeでライブ映像を流せる時代です。
なので積極的にライブ映像などを流したいものです。
YouTubeは臨場感もないし、音も良くないので見てもらいたくない、というのは違います。
臨場感も音も良くないからこそ、ライブで観たくなるのです。
私は色々なバンドなどを好きになるとき、まずYouTubeの映像から入ります。
音が悪いのもわかるし、臨場感が、無いのも解っています。
そしてYouTubeを見るほど、ライブに行きたくなります。
これは気持ちを温め続ける効果もあります。
なのでYouTubeに出していきましょう。
ライブに行く理由を作ってあげる
先日新 R 25と言う メディアを見ていて キングコング西野さんの話が出ていました。
なぜ若者は選挙に来ないのかという話でした。
西野さんに言わせると「行く理由が無い」からだそうです。
インタビューアーが「どうやったら若者が選挙に来るようになるでしょうか?」と聞きました。
西野さんの答えは、
- 「下心をデザインする」
- 「行く理由をいくつも作る」
ということでした。
下心をコーディネートする?
ライブハウスに人を呼ぶには下心を利用しよう、ということです。
例えばライブハウスに行くことによって異性と出会えるとしたら、どうでしょう?
コアなライブハウスファンからしたら、邪道だと怒られそうです。
でもね、クラブは異性と出会いたくて行く人も多いですよね?
その出会いの要素が、ライブハウスからクラブにお客さんが流れた一つの理由じゃないでしょうか?
昔のディスコにも、チークタイムといって、お客さん同士、くっつくようなロマンチックな時間帯がありました。
クラブって男性のチケットの方が高くて女性のチケット代が安いですよね?
あれも女性を集めて、その女性目当てに集まる男性を集める、というコーディネート術てす。
こんな風に昔からクラブは下心を上手くとらえて集客にしてきました。
行く理由をいくつも作る
また、行く理由をいくつも作る、ということについては
- 友達が出来るようにする
- 美味しいお酒がある
- お酒が飲める
- ライブが観られる
- 美味しいものが食べられる
- 打ち上げに参加できる
- バックステージで一緒に写真を撮れる
- 演奏の撮影可→SNSに上げるのOK
- グッズが手に入る
という理由もいいですね。
友達と出会えるお酒が飲めるなどのように ある意味本能に基づく理由があるかどうかということです。
また行く理由を多くするとは ひとつの理由動機だけでは人は動かない複数の理由があれば動きやすいということです。
一日をコーディネート、デザインする
前出の西野さんが例に挙げていたのが湯布院に行きたいと思いますか?ということ。
湯布院といえば 別府にある温泉地で全国的に有名ですね。
とても有名ですがわざわざ行こうか、という気にはなれませんよね。
西野さん曰く例えば湯布院の近くで結婚式があれば、じゃ前泊して湯布院に泊まろうかとなるけど、それがないとなかなか 行かない とのこと。
大阪の吉本新喜劇の劇場がいつも満員なのは大阪観光の一つとしてコースに組み込みやすいからだそうです。
なので1日その地域で楽しめるようにコーディネートしてあげるとかですね。
遠方から来た人が、ライブ前後の時間も楽しめたらいいですよね。
例えば
- この地域に着いたらこことここを見て
- お昼はココがおすすめで
- 夕方からライブを見て
- ライブを見終わった後はこういうおすすめのレストランに行く
- お土産はここで買う
などですね。
こういうことをやってけばお客さんとしては1日の行動を決めやすいのではないでしょうか。
もちろん地元のお客さんにはそんなことは必要ないかもしれません。
いや、地元のお客さんだからこそ必要なのかもしれません。
だってライブの当日ってワクワクするじゃないですか。
しかし これからの時代だと地元のお客さんだけではライブハウスをやって来ないと思います。
こうやって色々提案してあげることで、いろんな理由を作ってあげることで、他の地域からお客さんを呼びやすいのではないかと思う訳です。
映画の予告編のように転換の時間にCMを流す
映画館は、映画の始まる前に予告編を流しますよね?あれって結構面白いですよね。
予告を見ちゃうとその映画も見たくなっちゃいますよね?
あの原理をライブハウスに応用したらいんじゃないかと思うんです。
ライブハウスも転換の、映像を流せばいいんじゃないかと思うんです。
映画館では予告を流すのが効果的だから流し続けているんです。
だったら、やってみる価値ありそうですね。
ドリンクコーナーなどに小さいモニターを置いて見せるのでもいいですね。
フライヤーよりも音と映像で 流した方が絶対効果が高いと思うんです。
いい動画を作って流したらライブハウスってもっと人来るんじゃないのかなと。
もしライブハウスがやらないならバンド単位でやったっていいわけですよね。
次回のライブ予定を流したりとか、あるいはライブハウスは転換の時間を「広告枠」として販売してもいいですね。
バンドに「広告流しませんか?」と持ちかける。
最初は無料で広告枠を解放して、効果があればお金を徴収する。
バンドは集客に役に立つし、ライブハウスは儲かるし、お客さんも転換の時間に退屈しない。
これって結構いいアイデアだと思いますよ。
ちなみに、このアイデアを最初に話していたのはホリエモンさんなんですけどね!
お客さんを大事にする
息長く活動しているアーティスト、芸能人は必ずお客さんを大事にしています。
サインには何十分も応じるし、握手もそうです。
長渕剛さんはイベントに来てくれたお客さん全員に色紙を送ったりしていました。
プロがここまでやるんだからアマチュアはなおさらですよね。