布袋寅泰さんはギタリストだけではなく、作曲家としても素晴らしいミュージシャンです。
布袋さんの作曲の能力はかなり過小評価されていると思います。
2021年のパラリンピックオープニングの曲はオペラのように、躍りに合わせて行ったそうです。
関ジャムという番組に出演した際、米津玄師さんなどをプロデュースする方は「自分は受けません。出来ません。」と言っていました。
そんな布袋さんの作曲について迫りたいと思います。
曲はスタジオで即興で作る
布袋さんは以前テレビで「曲はいきなり作る」というようなことを言っていました。
作曲するときに、
- 即興で作る人
- 思い付いたアイディアを取っておいて、後から組み上げるタイプの人
だいたい二通りの人がいます。
ちなみに私はアイディアを取っておいて、後から構成するタイプです。
なんか、その時のアドリブの曲に自信が持てないのですね。
布袋さんは前者の、「即興で曲を作る」タイプの人だそうです。
良くアイディアが出るな、とおもいますが、布袋さんは「出なくなったら終わり」と言っていました。
プロでも大抵300曲も書けば「ネタ切れ」になってくるものです。
ですが布袋さんは楽曲提供も含め相当な曲を書いています。
よくネタ切れにならないものだ、と思います。
その秘密は次の項で考えたいと思います。
ギターやピアノやコンピューターなど、色々な切り口で曲を作れる!
布袋さんは一流のギタリストです。
そして、ピアノもかなりの腕前です。
また、コンピューターでも作曲出来ます。
もちろん鼻歌でも作れることでしょう。
ギターだけで曲を作ると、ギターで弾きやすい曲ばかり作る傾向があります。
また、ピアノなら自由かというと、ピアノにも作りやすい曲があります。
このように色々な楽器が弾けると曲のバリエーションが広がります。
さらにコンピューターでも曲を作れるので、たくさんの曲を作れるのだと思います。
ギターのリフから曲を作る
ギターのリフから曲を作ることもあるそうです。
特にBOØWY時代はギターで誰もやっていないリフを作りたい、としてギターで色々試していたそうです。
例えばマリオネット。
この曲はイントロのリフから曲が出来たそうです。
このリフはその後のサレンダーのソロにも通じる、
コードを分解したようなおもしろいリフですね。
また普通リフというとペンタトニックスケール※を使うことが多いです。
でもこのリフはドレミファソラシの7音階を使っています。
※ペンタトニックスケール:ドレミソラの5音を使う音階のこと。ロックギターに多用される
ドレミファソラシドの音階を使うのが布袋メロディーの特徴
布袋さんの曲作りの特徴として、「ドレミファソラシド」の音階を使う、ということです。
ドレミの音階を使うことで、親しみやすいメロディーにしているそうです。
音が飛躍しすぎない
そして、音が飛躍しすぎない、というのも特徴です。
音程が極端に上下しないので、口ずさみやすく、落ち着いたメロディーになります。
最近のミュージシャンの作る曲は、メロディーが激しく上下します。
それはそれで感情が揺れ動いて好きです。
また、布袋さんのような、あまりメロディーが激しく動かない作曲家もいます。
どちらが良い悪いではなく、布袋さんは後者のタイプ、ということですね!
ピアノを片手で弾けるメロディ
音が飛躍しすぎないので、メロディーが極端に上下しないので、片手でピアノが弾けます。
親しみ安いメロディをロック風にアレンジする
上記の分かりやすいメロディーをロック風にアレンジするのがご自身の特徴だそうです。
確かにキャッチャーなメロディーなのにロック魂を感じる楽曲が多いですよね。
そこも布袋さんの一つの個性になっていると感じます。
布袋寅泰さんの作曲の秘密。なぜそんなにたくさん作れるの?まとめ
というわけで、布袋さんの作曲についてみてきました。
まとめると
- 曲は即興で作ることが多い
- 色々な楽器で作るのでネタ切れしづらい
- ギターリフから作ることもある
- ドレミファソラシドの音階を使うことが多い
- 音かま飛躍しすぎない
- 親しみやすいメロディをロック風にアレンジする
というのが布袋流作曲術です。
ご参考になさってくださいね!
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