SHOWROOMの前田裕二さんは元バンドマン。前田さんに学ぶお客さんとの人間関係が大事って話。

SHOWROOMを作った前田裕二という人の本を読んでいます。

彼は小学生の時に両親を失い、以来兄と二人で生きてきたそうです。

生きていくためにアルバイトを探しました。

しかし小学生をアルバイトで雇ってくれるとこなどどこにもなく、

仕方なく弾き語りをして投げ銭をもらって小遣いにしていたそうです。

お客さんとの繋がりが大切

このエピソードが結構面白いんです。

弾き語りをして、そこそこお客さんが増えたころの話です。

お金をくれるお客さんがすごく少なかったそうです。

またお金をくれてもとても少額で電車賃も稼げませんでした。

ある時、お客さんがリクエストしてくれた曲を歌えず、一週間後に歌うことを約束。

一週間後、約束通りリクエストの曲を練習してそのお客さんの前で披露したのでした。

そのお客さんは彼が自分のために練習してきてくれたことに感動。

なんと一万円をくれたそうです。

その時、固定客の心をつかむということの重要性に気が付いたそうです。

固定客・リピーターの心をつかむ

固定客になってもらうには親近感が必要です。

逆に言ったらお客さんとの人間関係が出てしまえば出来てしまえば、お金をたくさん使ってくれるようになるそうです。

バンドで食べていくために、とっても重要なことを言っていると思います。

イケメンでもなく、それほど歌がうまくもない人のバンド戦略

お客さんとの人間関係というのがどこまで行っても大事なんですね。

歌が上手くても来てくれたお客さんに素っ気なくしてはだめです。

僕の体験

僕もあるバンドが好きで以前はよくライブに行っていました。

しかし今は行かなくなりました。

いざ会場で会っても「ありがとうございました」と一言だけ言って彼は立ちさってしまうんです。

なんかあっさりなのです。

もっと僕としては、「あなたからチケットを買ったのだから、もう少し話してほしい。」と思うのです。

チケットなんてどこからでも買えます。

その人から買ったことによる、特別感が他のバンドとの差別化になります。
個性的な音楽をやるより、重要かもしれませんよ。

声かけが大事

話す内容はなんでもいいです。

「忙しいのにありがとうございます。」とか「今日はどうでしたか?」とか、「これから頑張ります!」でもいい。

なんでもいいと思います。

声をかけ、雑談することが大事なんです。

それだけで一気に親近感が沸くのです。

ライブって歌を聴くのが半分、応援しにくるのが半分なんですよね。

だから立ち止まって少し話してくれたらいいのになあと思います。

いくら歌が上手くても演奏が上手くても、感動的なステージでも、やっぱり人間関係なんですね。

直接誘ってくれたから応援したいからお金を使う。

こういう動機もあると思うんです。

大げさですけど相撲でいう、タニマチみたいなもんですね。

ライブに行く途中や終わった後も楽しい体験

ライブというのはライブをやっていない時間も体験のひとつなんです。

チケットを予約して、会場へ行く途中でワクワク感を味わう。

会場では同じファンとの交流を楽しんだり。

グッズ売り場でバンドメンバーと交流したり。

そんな体験すべてがライブだと思うのです。

ステージ上だけかっこよく振る舞い、ステージが終わったらお客さんに対して知らんぷり。

これではもったいない。

もっとお客さんを引き付けるコツがあるのになって思います。

まとめ

まとめると

  • 固定客をつかむ
  • お客さんと積極的に交流する
  • 自分からチケットを買った人に対する「特別感」を用意する
  • お客さんにはいろいろな体験をしてもらう

といった感じです。

若い人ほどこういう部分が不足していると思います。

逆に言うと、若い人はこれをやれば他のバンドから頭一つ抜けることができます。

ぜひ、試してみてくださいね。

 

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