こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
亀田誠治さんはベーシストとしてではなく、プロデューサーとしても大活躍しています。
亀田さんのプロデュース術を見ていると、なんか色々勉強になります。
亀田さんがプロデュースしたアーティストは大勢います。
綾香さん、平井堅さん、JUJUさん、スピッツ、そして椎名林檎さん。
そんな亀田さんのプロデュース方法などをまとめてみました。
亀田誠治のプロデュース術・独りよがりにならない
亀田誠治さんは人の意見を聞いて独りよがりにならないように気を付けているそうです。
音楽を作る人って、自分の意見100%で曲を作りたいじゃないですか。
そうしないと純粋に表現できないというか、薄まっちゃうんですよね、自分の気持ちが。
だけど、その曲をもっとたくさんの人に聞いてもらいたいならば、やっぱり人の意見を聞くべきなんでしょうね。
相手の良さを引き出す
亀田さんは自分でもアイディアを出します。
でもそれだけではなく、相手をのせて良さを引き出します。
レコーディングに楽しい雰囲気にして、気分良くさせるのも亀田さんの仕事です。
煮詰まらないで「来た球を打ち返す」
亀田さんは色々なアイディアを出します。
曲のアレンジも自分で楽器を弾いて行います。
そしてそのアイディアで煮詰まらないのだそうです。
さすが、頭いいですね!
また「来た球を打ち返す」とも言っています。
つまり反射的にアイディアを出しているのですね。
これは相当色々な引き出しが無いと出来ないことですよね。
コードの「泣き」
また亀田さんはコードにも「泣ける音」を入れ込みます。
普通にメジャーコードのところをセブンスにしたりします。
解決感のある音がセオリーなのですが、それをあえて使わないのです。
次のコードの手前を少し不安定なコードにして、切なさを出しているのですね。ただしやりすぎると安っぽくなるので注意です。
ピアノを入れてキラッとさせる
また、あるバンドのプロデュースではピアノのイントロを考えて付け加えています。
これを入れることで「キラッとした」感じを出しています。
グルーヴを変える
グルーヴを変えることもあります。ゆっくりなバラードをレイドバックからタイトなグルーヴに変えることで雰囲気を変えたりします。レイドバックとは、ゆっくりリラックスしたグルーヴのことです。それをタイトに引き締めて元気さを出すこともあります。
曲を良く聴いて今の時代やタイミングに合ったグルーヴを提案しましたます。
こういう細かい積み重ねで組み立てていくのですね。
マニアックとポップを併せ持つ
亀田さんは音楽マニアと呼べるほど音楽の趣味がマニアックです。
でもそれと同時にそれをポップに表現することも出来ます。
スピッツが亀田さんにプロデュースを頼んだのもこの振れ幅からだそうです。
ブレスの音を少し上げる
ブレスの音を少し上げることもあります。
こうやってシンコペーション的にリズム感を強調したり、
色気の表現を強調しています。
笑福
亀田さんは前向きな人です。その前向きなエネルギーにミュージシャンたちは引き込まれます。
いつも「笑福」と言って自分も相手ものせていく。
音楽的に理論豊富な人は他にもいる。でも、アーティストと一緒に、寄り添って作り上げていく。上からの押し付けじゃなく、一緒に苦しみ悩む。この「もう一人のメンバー感」が亀田さんの真骨頂なのではないかと思います。
亀田誠治さんのプロデュース術まとめ
というわけで亀田誠治さんのプロデュース術についてみてきました。
まとめると
- 人の意見を聞き相手の良さを引き出す
- 亀田さんもアイディアを豊富に出す
- コードに感情を込める
- グルーヴを変える
- ブレスの音を強調
- マニアックだがポップな表現もできる
ということでした。
ご参考になさってくださいね!
参考URL
https://youtu.be/jZN8KrdV_-0