ライブハウスを色々な世代に

ライブハウスって若者だけの場所じゃないです。

最近は50歳くらいの人もチラホラ見かけます。

以前はほんと若い人ばかりでした。

でも最近は変わってきています。

50台のお客さんに話を聞くと、「昔は子育てと仕事で遊べなかった。だから子供が手を離れた今、遊んでるの」とのことでした。

これを聞いてライブハウスにはまだまだ可能性があると思いました。

今の50歳台というと、ちょうどバンドが流行りだした頃、青春だった人たちです。

だからライブハウスは懐かしいし、行きやすいのです。

そういう人たちははこれからもっと増えてくると思います。

だって、団塊ジュニア世代はもろにバンド世代ですよね。

このバンド世代の団塊ジュニア達はもう5~6年もすると子供が離れていきます。

そうなったときに隙間を埋めるのがバンドであり、ライブハウスだと思うのです。

というより、そういう場所にしたいと思います。

ライブハウスが若者だけの場所だと、ほんと大変なんですよね。

だって若者って18歳から25歳くらいのイメージですよね。

まあ人口の構成比で言ったら10%くらいのものですよね。

それよりも60歳までをお客さんと考えたら、人口構成比は50%くらいになりますね。

人口20万人の都市なら

  • 若者限定 2万人
  • 60歳まで 10万人

と見込み客で考えたら5倍の開きがあります。

それならば60歳までを呼んだ方が絶対にいいですよね。

もちろん70歳、80歳でもいいですけどね。

常日頃私はバンドマンがビジネス感覚を持つと、それだけでライバル達に差をつけられると思っています。

バンドってビジネス感覚が絶対に必要なんです。

でも大抵のバンドマンって「いい曲を書いていいライブをしたらお客さんは勝手に増える」と思っているんですね。

で、不思議とビジネス感覚を持ったバンドっていい曲を書くし、いいライブをするものなんです。

やっぱりバンドはお客さんに応援してもらって成長するものですからね。