こんにちは!
ツーフィンガーでピッキングをするときに、親指の置場所やミュートなど、使い方がいまいちわからないってことありませんか?
今日はツーフィンガーの親指の使い方について、考えてみたいと思います。
ピックアップの上に置く
まず親指をピックアップに置くやり方です。
ピックアップの上に置く。
このように親指を立ててピックアップに置くと、親指が安定します。また、物を握るように力を入れられるので、力強いピッキングが出来ます。
弾く弦が遠くなるときは
ピックアップに親指を置いたままだと、2弦や1弦が遠く感じることがあります。そんなときは
- そのままのピッキングに馴れる
- 遠いときは4弦の上に親指を移動する
- 3弦など、ピッキングする弦に近づける
などのやり方がありますね。
1.の、親指置きっぱなしは、テクニカル系のプレイヤーに多い気がします。置きっぱなしのほうがすばやい弦移動に対応出来るからでしょう。タル・ウィルケンフェルドさんなんかはそのパターンです。
彼女は高音弦の速いフレーズも、ピックアップの上に親指を置いて対応しています。
親指をピックアップや弦の上に置くのは激しいパフォーマンスのプレイヤーに多い
この親指の弦へ移動の時にピッキングは最近のプレイヤーに多いです。
レッチリのフリーからkenkenまでこうです。
激しいパフォーマンスをしても安定感のあるピッチングができるので こうなるのでしょう。
親指を浮かせる
親指を浮かせるというのもありますね。
浮かせるメリット
メリットとしては浮かせることで親指の弦移動を考えなくてよくなります。
また、親指で弦に触れればミュートになります。
浮かせるデメリット
デメリットとしては力強いピッキングがやりにくい、ということです。
また、音量にバラつきが出ます。
浮かせるのは昔のプレイヤーに多い
1960年代などのプレイヤーにはこういうスタイルが多い気がします。このころのプレイヤーは、音が多彩で、弦を飛び越えるフレーズもけっこうあります。
1960年風のベースがメロディを弾くプレイでは浮かせるといいですよ!
親指を弦の上に置く
弦の上に親指を置くこともあります。これはピックアップの上に置くことと組み合わせたり、4弦を弾く時には親指を浮かせたりします。
弦の上に置くメリット
これのメリットは力強く安定したピッキングができ、かつミュートが出来る、というところです。
弦の上に置くデメリット
デメリットは親指の弦移動に時間がかかることと、その際にノイズが出ることです。
3弦4弦を移動する時など、親指が引っ掛かり、フレーズが不安定になりますね。
練習次第です。親指の置場所を使い分けるのもありですね。
親指の置場所の3つを使い分けよう!
それぞれのデメリットを克服するために、またメリットを活かすために、それぞれを使い分けましょう。
力強い8ビートの時はピックアップ又は弦の上に置きます。
また、弾く弦がしょっちゅう変わる場合は親指を浮かせます。
これらを組み合わせることでデメリットをつぶし、メリットを最大限活かしましょう!
番外編 ネックの上に置く?
レッド・ツェッペリンのベーシスト、ジョン・ポール・ジョーンズさんは、ネックの辺りに親指を置いています。
もしかしたら浮いているのかもしれません。
ツーフィンガーピッキングの右手親指の使い方3つ! 置場所やミュートまとめ
というわけで2フィンガーピッキングの 親指の置き場所について見てきました。まとめると
- ピックアップの上に置く
- 浮かせる
- 弦の上に置く
ということでした。
ピックアップの上に置くのはピッキングが安定する代わりに 高音弦を弾く時のノイズが気になります。
親指を浮かせて弦に触れながら弾くとノイズが減らせるし、弦の移動は簡単です。
でもそのぶんピッキングが弱く不安定になります。
弦の上に置いて親指を移動させるとノイズやピッキングの不安定さが気になります。
3つを使い分けるか、どれかを極めるか、ですね!