ストラト シングルコイルピックアップ

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
ストラトキャスターというギターをご存知ですか?

フェンダー社から発売されているギターの名器です。

さまざなアーティストが使用しています。

そのストラトキャスターの魅力に迫ります。

ストラトキャスターの形

まず何と言ってもこの形です。

カッタウェイと呼ぼれる突起のような形をしています。

もともとギターはアコースティックギターから派生しています。

なので形としては丸みを帯びるのが自然です。

ところがこのストラトキャスターは上下がカッタウェイと呼ばれ出っ張っている形状です。

これは元々プレシジョンベースの形をから来ていると思われます。

このカッタウェイを長くしたおかげでストラップをつけた時にヘッドが下がらずバランスが良いという特徴になっています。

このおかげで立って演奏するという演奏性が飛躍的に向上しました。

トレモロアーム

そしてトレモロアームというものが搭載されています。

この棒を押したり引っ張ったりすることで音程を変化させる装置のことです。

元々はビブラートを軽くかけるためのものだったようですが、後にジミヘンドリックスによって過激なアームプレイなどが登場します。

開発者も想定しなかった使い方が!

ストラトキャスターは開発者のレオ・フェンダーも想定しなかった、様々な使い方がなされています。

トレモロアームの使い方や、ピックアップセレクターを途中で止めるハーフトーンなどです。

また、ブリッジを押して音程を変化させたり、ボリュームを細かく調整する奏法なども生み出されました。

ボリュームノブがピッキングエリアに近い

ストラトキャスターのボリュームノブはピッキングエリアにとても近いです。

そのためピッキングした直後にボリュームを操作したり、ボリュームを操作しながらピッキングすることが出来ます。

これらはボリューム奏法やバイオリン奏法などと呼ばれています。

ピックアップセレクターが3箇所

ストラトキャスターのピックアップは3つついています。

そして3つのピックアップをセレクターによって切り替えられます。

ところがこのうち隣り合う2つのピックアップの中間地点、フロントとセンターセンターの中間、またはセンターとリアの中間に止めることができるのです。

これにすると2つのピックアップを混ぜた音を得ることができます。

これはエリッククラプトンのいとしのレイラで有名になりました。ハーフトーンなどと呼ばれています。

おそらくストラトキャスターを作ったレオフェンダー自身も想定していなかった使い方だと思います。

これによってストラトはさらに幅広い音を出すことができるようになりました。

丸みを帯びたボディ

はじめにテレキャスターは角ばったボディなのですがストラトキャスターはそれぞれ丸みを帯びて体にフィットするように作られています。

これもとても操作性が良いと言うかもって体に馴染むんですよねこれもストラトキャスターの特徴です。

ボディ形状のために音を犠牲にした?

ストラトキャスターは操作性の良いボディにしたために音を犠牲にした、と言われることがあります。

ボディにフィットする上部の削りの部分ですね。

テレキャスターにはなかったこの削りの部分のお陰で座って弾く場合や高く構える場合には弾きやすく、体の痛さも軽減されました。

でもそのお陰で音が軽くなったと言われることがあります。

また、ストラップをつけて低く構える場合、かえって弾きにくいことがあります。

そのためL’Arc~en~Cielのギタリスト、KENさんは特注でこの削りがないものを制作したそうです。

音は芯がでたり、太さが出た、ということです。

まあこれは好みの問題ですし、なんともいえません。

ストラトキャスターの特徴と魅力とは?まとめ

というわけでストラトキャスターの特徴について見てきました。

  • ストラトキャスターはフェンダー社から発売されたギターで、多くのアーティストに愛用されている。
  • 特徴的な形状であるカッタウェイが、演奏時のバランスを向上させ、立って演奏する際の快適さを提供している。
  • トレモロアームを使用することで音程を変化させることができ、ジミ・ヘンドリックスなどによって独自のアームプレイが生まれた。
  • ボリュームノブがピッキングエリアに近く、ピッキングと同時にボリューム調整が可能な「ボリューム奏法」がある。
  • 3つのピックアップとピックアップセレクターにより、様々な音の組み合わせが可能で、エリック・クラプトンの「レイラ」で知られるハーフトーン奏法がある。
  • ボディは丸みを帯びており、フィット感があり操作性が向上しているが、一部で音が軽くなったとも言われている。
  • 60~70年前に開発されたにもかかわらず、未だに多くのプロから支持され、幅広い音作りと奏法が可能な名器とされている。

ということでした。

ご参考になさってくださいね!