ギターやベースの弦の張り方と気を付けること

正しく弦を張っていますか?

正しく張らないと

  • 音が悪くなったり
  • 弾きづらくなったり
  • 楽器の状態が悪くなったり

します。

なので張り方を確認してみてくださいね。

正しい弦の張り方

弦を張る時はブリッジからベースの場合は10㎝、ギターの場合は5㎝ほど出して巻いていきます。

こうするとペグに巻きつける時に弦がねじれるのを防ぐことができます。

ねじれてるとフィンガリングもピッキングも少しやりづらくなります。

また、試してはいないですが、音も変化すると思います。

ねじれた弦をピッキングしたときに振動がぶれるので、音も変わると考えられます。

とりあえず一旦全部巻く

弦はとりあえず一旦全部巻き付けましょう。

チューニングはそのあと行います。

一つの弦を張ってその都度チューニングすると、他の弦を張っているうちに狂います。

また、ネックの状態も悪くなります。

どこかの弦だけに強いテンションがかかるので、できれば均等にテンションをかけていきましょう。

少しずつチューニングしていく

先ほど述べたように、一気に6弦だけチューニングを合わせるとネックがよじれます。

なので、少しづつチューニングして、テンションのかかり方にムラが無いようにします。

全体的に弦を張っていって最後に微調整してチューニングを合わせるという感じです。

こうする方がネックに負担がかかりません。

弦を巻き付ける時に便利な道具

弦を巻き付ける回数が多いと、巻くのが大変です。

こんな時にあると便利なのがずばり「アルトベンリー」という道具。

これがあると、くるくるくるくる簡単に素早く弦を巻けます。

プロの人は電動ドリル式のペグ回しもあります。

こういうのがあると本当に便利ですね。

ぜひ使いましょう。

ペグにはきちっと上から下へ向けて弦を巻く

ペグにはきちっと上から下へきれいに弦を巻きましょう。

きちっと巻かないと、チューニングが狂いやすくなります。

また、上から下へ巻くことでテンションを稼げます。

そのことについては後程解説します。

それから、二重に巻き付けるのは長すぎです。ニッパーで切って長さを調整しましょう。

必要なテンションによって巻き数を変える

ペグに巻き付ける回数を適当にしていませんか?

ペグに巻き付ける回数でテンションを変えられます。

なので、必要なテンションに応じて巻き付ける回数を調整しましょう。

ナットからペグの弦が出ている部分までの角度がつけばつくほど、テンションは強くなります。

逆に角度が広がればテンションは緩くなります。

この辺りは好みもあります。

また、以下の記事では、テンションを調整する意味合いについて書いています。ぜひ一読ください。

弦のテンションを上げる方法、下げる方法

弦のテンションを上げるメリットとデメリット

簡単に解説すると、

  • テンションが強いと締まった音になる。しかし弾きづらい。
  • テンションが弱いと緩い音になる。弾きやすい

ということです。ただ、そんなに単純な話でもないので、上記の記事を読んでください。

また、弦によって音量が変わる時の調整にも使えます。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

弦によって音量が変わる時の対処法

弦を張り替えた時は普段できない掃除やメンテナンスを行いましょう。

弦を張り替える際に、メンテナンスをしましょう。

普段弦があって出来ない箇所もありますので、普段よりも入念に清掃とメンテナンスを行います。

例えばフィンガーボード(指盤)やフレット回り。

フィンガーボードはレモンオイルなどを染み込ませ、ウェスで汚れを落とします。

汚れを落としたら、乾燥防止のため、ミツロウなどを塗ります。

フレットとフィンガーボードの境目は、汚れが溜まるところです。

ここも綿棒などにレモンオイルを染み込ませて、清掃します。

また、ピックアップの溝なども、刷毛(ハケ)でゴミを払い、オイルを染み込ませた綿棒で汚れを落とします。

その他、ペグやヘッド周りも上記の要領で清掃します。

弦を張り替える時に気を付けること まとめ

いかがでしょうか?

弦の張り方一つで、楽器の状態が悪くなる場合もあります。

また、テンションが変わったりするので音や、弾きやすさが変わります。

弦の交換の際に普段出来ない清掃やメンテナンスをすれば、張り終えたあとに新鮮な気持ちで楽器を弾くことが出来ます。

是非気をつけて張りかえてみましょうね!