椎名林檎のデビューアルバムに入っている「正しい街」という曲が好きです。
イントロからいきなりサビで入る曲なのでいきなり引き込まれます。
「正しい街」の意味が良く分からない
それで正しい街は何度も聞いているのですが、何が正しい街なのかよくわからないんですよね。
これは僕だけが感じた訳じゃなくて当時のプロデューサーにも「結局何が正しい街だったの?」と言われたそうです。
当時のプロデューサーは亀田誠治さんではなく北城浩志さんです。
その後、椎名さんは北城さんと対立しました。
そしてアルバム制作は亀田誠治さんに委ねられたそうです。 ウィキペディア「無罪モラトリアム」参照
確かに正しい街が何かっていうことはわからないのですが、アートってあんまり説明的すぎてもつまらないですよね。
正しい街の意味が分からないとしても、それはそれでアートとして成立する場合ももちろんあります。
むしろ説明を省いて分からない方がアートって奥深い気がするんですよね。
だからその時椎名さんに正しい街の 説明を求めたプロデューサーはにはちょっと?マークがついてしまいます。
憧れの人に振り向いてもらいたい。
好きな人があんなこと言ってた、こんなこと言ってた。
そして自分の愛が終わった時に色々後悔や自己嫌悪嫌などを吐き出した曲と解釈しています。
ただ歌詞は正直言って断片的です。ほとんど説明することもないです。
愛する人との間に何かが起こった時の、数日間の気持ちを書きつけてまとめた、という印象です。
それがまた散文的でかっこいいですけどね!
正しい街の説明をウィキペディアから引用してみましょう。
18歳のときに制作された曲。デビュー直前、福岡で交際していた当時の恋人へ上京するための別れを告げた際のやりとりと心情を綴った曲。歌詞にも福岡にある「百道浜」、「室見川」が登場する。
ウィキペディア「無罪モラトリアム」より記事引用
なるほど、いろいろなものを捨てて、上京した、その時の気持ちを歌っているのですね。
それにしても10代でこんな歌詞が書ける椎名林檎さんは、すごい才能の持ち主だと思います。