僕は最近、ライトゲージ(細めの弦)のベース弦を張っています。
理由は、弾きやすいから。
弦がやわらかく感じます。
フィンガリングにはもってこい。
でもテンションがゆるい分、ピッキングでニュアンスがつきやすいです。
強くピッキングすると大きな音がでちゃう。
そうかといって小さく弾くと小さい音しか出ない。
当たり前ですけど、その加減が結構難しいんですよね。ライトゲージの場合って。
ニュアンスがつきやすいなら、その特性を利用すればいい。
細い弦はニュアンスがつきやすい。
それなら、ピッキングによって音の大きさをコントロールできますね。
ライブで重宝する、ピッキングでニュアンスをコントロールする技術
技術、というほどのこともないですがピッキングでニュアンスをコントロールすると細かな表現が可能になります。
ライブではボリュームノブやエフェクターを細かくかまっている暇がないです。
そんな時に右手(左利きの人は左手)の技術がものをいいます。
主に以下のようなニュアンスをピッキングで表現します。
- 強弱(音量)を調整しながら弾く
- 音質を表現→マイルドな音からハードな音、甘い音、明るい音、硬い音など。
- 音を止める表現
強弱を調整しながら弾く
強弱を調整する、というのはどういうことでしょうか。
要するにボリュームコントロールをピッキングでやりましょう、ということです。
一曲の中で同じ音量で弾き続ける、ということはそれほどありません。
なぜなら曲にはいろいろな変化があるからです。
その変化に合わせて音量をコントロールしながら弾くべきですね。
弱く弾けば小さい音、強く弾けば大きな音がでます。
ぜひ、普段から強弱を意識して練習しましょう。
音質を表現
一曲の中でもハードな部分とソフトな部分があったりましす。
これもピッキングで弾き分けをしましょう。
ハードな部分はピックを弦に対して斜めに当てたり、ブリッジ寄りをピッキングしたり。
あるいはネックよりでも叩きつけてノイズを出すような弾き方もできます。
ソフトな部分は弦に対してピックをフラットに当てます。
こうすることでノイズの少ない、フラットな音が出せます。
またネック寄りで弾くと明るい、ブライトなサウンドになります。
音を止める表現
音を止める、というのはミュートのことです。
フィンガリングのミュートではなくて、ここではピッキングのミュートの話です。
ピッキングのミュートは音が完全に止まりやすいので、メリハリをつけるのに最適です。
やり方は
- ピックを弦に押し当てて止める方法
- 手刀の部分で音を止める方法
- 親指で止める方法 オルタネイト(ダウン・アップを交互に繰り返す)ピッキングの時など
があります。
いずれもベースののり、グルーヴを出すのに大切です。
また音が止まるべき時に止まるとダイナミクスが付きやすいです。
ぜひそんなところを意識してベースの練習に励みましょう!!