ベースのストラップとは?付け方や長さ、幅など。おすすめとライブの注意点も!

ギターやベースのストラップとは、肩からベースをぶら下げるヒモ、ベルトのことです。

革製のストラップ。

素材は皮や布、化学繊維などでできています。

もともと吊り紐のことをストラップと言います。

ベースのストラップの付け方

ストラップは楽器のストラップピンに通して肩からぶら下げます。

ストラップピンの一方はカッタウェイと呼ばれる出っ張りやヘッドに着いています。

↑カッタウェイに付いているストラップピン。

↑ヘッドに付いているストラップピン。

もう一方はボディのおしりに着いています。

↑ボディエンドに付いているストラップピン。

楽器の形や、バランスの良い位置で好みの場所に着けます。

一般的には端(ネック)から端(ボディエンド)に着けるとバランスが良いです。

ただ、ネックに負担がかかるのと、弾きにくい場合もあるので、通常はカッタウェイに着けます。

ストラップの掛け方。たすき掛け、片側、首に掛ける

ストラップの掛け方、ぶら下げ方も3パターンほどあります。ここではすべて右利きで解説します。

たすき掛け

一つはたすき掛け(斜め)にかけるというものです。

最も一般的な掛け方です。

左肩に掛け、右側へ下ろします。

こうすると一番疲れにくく、弾くときのバランスも良いです。

通常はこの掛け方が良いと思います。

ピッキングの肩に掛ける

ピッキング側の片側の肩に掛ける、というやり方もあります。

これはネックが体の中心へきます。

そのためフィンガリングがしやすいです。

反対にピッキング位置が遠ざかるので、ピッキングしづらくなります。

また、肩から外れやすくなるのもデメリットです。

なにかフィンガリングが難しい曲など、部分的に使うと良いでしょう。

首からぶら下げる

首からぶら下げるというやり方もあると思います。

これは体に対してベースが平行になるので弾きやすいという人もいるかと思います。

ですが、首に負担が大きいので、おすすめしません。

使い方によってははまることもあると思いますので、試してみてくださいね!

ストラップの長さは?長いとカッコいい?弾き心地は?

ストラップは長いとカッコいい、という人もいます。

私はパンク世代なので長いとカッコいいと思っています。

ただ最近は長すぎるのはカッコ悪いな、と思ってきました。

今の私の価値観ですと、腰のあたりが一番いいかな、と思っています。

長いと弾き心地は?

長いと左手は不自然なほど角度がつきます。

右手は弦まで届かず、背を曲げて弾くことになります。

なので長いと基本的には弾きにくいです。

ストラップが短いと弾きやすい?見た目は?

ストラップが短いととても弾きやすくなります。

指を伸ばしたフィンガリング、クラシックフォームがやりやすいです。

ただし低すぎると今度はピッキングがしづらくなります。

手首に角度が付きすぎてツーフィンガーがやりにくいこともあります。

また、ピック弾きの場合、腕の重さを利用した弾き方ができなくなります。

ストラップが短いと見た目が悪い?

また、ストラップが短いと一般的には見た目が悪いといわれます。

このあたりは好みにはなるかと思います。

ベースのストラップは幅広めめがおすすめ!

ベースはギターに比べて重たいです。

なので幅広い方がおすすめです。

幅広いストラップは肩の負担を軽減できる

幅広いストラップは肩の負担を軽減出来ます。

細いとどうしても肩に食い込んでしまいます。

その点幅広いストラップなら重さを分散させることが出来ます。

幅広いと伸びを回避できる

細いストラップは、素材によってはベースの重さによって伸びてしまいます。

私は以前見た目の問題で細い革製のストラップを使っていました。

そしたらだんだんと伸びて気がつくとベースの位置が低くなっているのでした。

こういうこともあるので、丈夫で幅広いストラップを選びましょう。

ストラップの注意点。厚着と薄着でベースの高さが変わる

ストラップは厚着をしている時と薄着の時で微妙に長さが変わります。

これ、意外と気を付けた方が良いですよ。

私も冬に厚着をした状態でリハーサルをしていました。

そしていざライブの時に上半身ハダカになりました。

そしたらベースを構える位置がとても低くなりました。

そりゃもう、かなり高さが変わって弾きにくかったです。

なので、リハーサルの服の厚さも考慮して、本番では長さを調整しましょう。

ベースのストラップおすすめの素材は?

ベースのストラップは皮や布、化学繊維でできています。

それぞれに特徴があります。

個人的には皮がおすすめです。

皮のストラップの特徴

皮のストラップの特徴としては

  • 滑りにくい
  • 好きなところに穴あけ可能
  • 丈夫で長持ち
  • 伸びる
  • 重い

ということです。

布のストラップ

布製のストラップは弱いので、ベースには向きません。

アコースティックギターなど軽い楽器に使います。

化学繊維のストラップ

化学繊維のストラップの特徴は

  • 軽い
  • 丈夫
  • ほとんど伸びない

というものです。

皮のストラップがおすすめ

結局トータルで考えると皮のストラップがおすすめです。

特に丈夫なところと穴を開けられるのがおすすめです。

ストラップの長さって結構微妙な調整が必要だったりします。

特にピック弾きの場合はそうです。

このときに穴を開けられると便利なんですよねー。

任意のところで長さを調整出来ますから。

ベースのストラップとは?付け方や長さ、幅などまとめ

というわけでベースのストラップについてみてきました。

まとめると

  • ストラップはベースを吊り下げるヒモのこと
  • ストラップは二ヵ所のピンにとめる
  • ストラップの掛け方もいくつかある
  • ストラップが長いとカッコいいが弾きにくい
  • ストラップが短いと弾きやすい
  • 幅広いストラップがおすすめ
  • 皮のストラップがおすすめ

ということでした。

というわけで皮のストラップがおすすめでした。

また、ストラップは外れやすいので、ロックタイプは必須です。

ぜひ用意しましょう。