いかりや長介ってご存知ですよね?
そう、志村けんさんも在籍した、あの伝説のコミックバンド「ドリフターズ」のリーダーです。
そしていかりや長介さんはベースを弾いていました。
実はプロのベーシストなんです。
※志村さんのギター演奏に関しては以下をご参照ください!
駆け出しのころは米軍の基地などでベースをプレイしていました。
その後コミックバンドの「ザ・ドリフターズ」を結成。
ドリフターズの初期のころはちゃんとベースを弾いていて、あのビートルズの前座をつとめたりしていました。
いかりや長介のベース演奏
それでいかりや長介さんのベース演奏をみていきましょう。
キリンラガーのCM
昔キリンラガーのCMでアップライトベースを弾いていました。
でも実は音源は別の人が弾いているものです。
いかりや長介さんは、若い頃はウッドベースを弾いたこともあるようですが、基本エレキベース奏者です。
ドリフのバンドコントでの演奏
ドリフのバンドコントではいかりやさんが、コントをしながらベースを弾いています。
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカという曲のパロディをやっていますね。
この曲はベースの音を適度に消しながら歯切れよくプレイしています。
また、他の曲でも楽器の音量をさりげなくコントロールしています。
しかもコントをやりながらです。
実は他のことを考えながらベースをきちっとプレイするのって、結構大変なんですよね。
どうしても気が散ってしまうのですね。
でもいかりやさんはギャグでコケながらも、しっかりベースを弾いています。
ベースが自分の体の一部のようになっている、というのは楽器が上手い一つの基準です。
ちょっと気になったのは、チューニングが合ってないこと。
もしかしたら気がついているけど、今さら直せなかったのかもしれません。
ビートルズの前座での演奏
有名なのはビートルズの前座での演奏です。
でもこれ、よく見ると楽器がシールドと呼ばれるケーブルに繋がっていません。
なので、音源に合わせて演奏のふりをしていたのではないか?と思います。
かなりの腕前?あの、寺内タケシとバンドを組んでいた!
いかりやさんは若いころ、ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズというバンドに所属していたそうです。
このバンドはエレキの神様と呼ばれる寺内タケシさんも所属していました。
後に神様と呼ばれる寺内タケシさんと同じバンドなのですから、腕前は認められていたのだと思います。
普通バンドって、腕前の似通った者同士が組みますから。
腕前が違いすぎるとメンバーからクレームがつきます。
また、上手い人と一緒にプレイしていると、嫌でも腕前は上がります。
というわけで、そこそこの腕前だったのだろうと推察てきますね。
いかりや長介は武道館で初めてベースを披露した人?!
いかりや長介は武道館で初めてベースを披露した人かもしれません。
Twitterでタコさんから教えていただきました。
武道館で初めてベースを弾いたのも彼だったという無駄知識も含めて https://t.co/uR7pxOGQFd
— たこ (@wehavereach) December 11, 2019
ビートルズは、お客さんが入るのが武道館しかなかったそうです。
なので日本武道館でライブをやったのはビートルズが初めてと思われます。
で、その前座はドリフターズと内田裕也のバンドなので、いかりや長介が武道館で初めてベースを披露した人かもしれませんね!!
いかりや長介はベースを親指ではじいていた!
いかりや長介さんは親指でベースを弾いていました。
これはピックだとコントをやるのにじゃまになるから、だそうです。
現代ではベースは人差し指と中指の2本指で弾いたり、ピックで弾くことが主流です。
親指弾きはやり方自体は難しくないのですが、弾きこなすのが大変。
速い8ビートなどは出来ないです。
また弾いていると親指の筋肉が疲れます(もっともそれは慣れです)。
たまにはピック弾きも
とはいえいかりやさんは、ピックを使っていることもあります。
https://youtu.be/JvN7yEvJevo
ここではピックを使って固めの、はっきりしたベースラインを弾いています。
ベースではっきりしたリズム感を出すためにピック弾きを選択したのだと思われます。
ここではドラムの加藤さんがドラムを叩かないからです。
YouTubeのコメントにもあるように、しっかりリズムをキープしつつ、2つの曲が破綻しないようしっかりベースで橋渡ししています。
その上、歌いながら、さらにコントもこなしているのですから、これはもうすごいことだと思います。
いかりや長介はベースの親指弾きを有名にした?!
親指弾きは外国のプレーヤーではやっている人はいました。
しかし日本の有名人では珍しかったようです。
そのため、「長介弾き」とか「いかりや奏法」と呼ばれていたそうです。
いかりや長介はベースを弾いていた!腕前は?まとめ
というわけでいかりや長介さんのベースについてみてきました。
まとめると
- いかりや長介さんはもともとベーシスト
- ドリフのコントやビートルズの前座でベースを披露
- 寺内タケシと同じバンド
- 当時としてはかなりの腕前と思われる
- 親指やピックでベースを弾いていた
ということでした。
いかりやさん、志村さんに続き、仲本さんもお亡くなりになりました。
子供の頃、ずっとみて笑わせてもらった身からすると、とても残念に思います。