こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
ポール・ギルバートさんをご存知ですか?
Mr. BIG などで活躍する、スーパーギタリストです。
みんなポールを速く弾くバカテクギタリスト、テクニックはあるけどハートはない、と思っています。
でも、違うのですよね。みんなポールを誤解していると思います。
そんな誤解されているポールの凄さについて解説していきます!
フルピッキングの速弾きがすごい!
ポールの速弾きの特徴として、フルピッキングをする、というのがあります。
速く弾くギタリストはハンマリングやプリングなど、左手のテクニックを組み合わせることが多いです。
ポールの場合はきちっと弦を押さえながらも、すべてピッキングによって音を出しています。
しかもかなり強めのピッキングです。
これだけ速く弾いて正確無比なピッキングは凄いです。
クリアな音で速弾き
ポールは割とクリアな音でギターソロを弾いたりします。
ギターはアンプのボリュームを上げると音が歪みます。
今はエフェクターでそのような効果を出すことができます。
そうやって歪ませると、ピッキングの弱さや押さえる力が足りなくてもきれいに鳴ってくれるのです。
ところが歪みの成分を少なくするとごまかしが効かないのです。
ポールはごまかしの効かないクリアな音で色々なフレーズを聴かせてくれます。
ここが超一流のギタリスト、という感じがします。
速弾き以外のセンスもすごい
ポールは昔は速弾きキング、と言われていました。
そんなポールがMr.BIGの’60s mindで聴かせてくれたのは、ライトハンド奏法とフィンガーピッキングを織り交ぜたコードプレイです。
それまではライトハンドといえば速く弾くための技、みたいなところがありました。
しかしポールはそれをアルペジオのような、それでいて音域の広いバッキング演奏に変えたのです。
これが未来的でセンス抜群でした。
表現力もある
ポールは表現力もあります。
速弾きは情熱がほとばしります。
ブルージーなフレーズもさすがです。
まるで目の前で弾いてるようなタッチ感。弦を押さえる音まで伝わってきます。
もしかしたらタッチ音のリアリティを伝えたくてクリアな音で弾いているのかもしれません。
速く弾こうと思えばいつでも弾ける。だけとここぞ!という時以外は弾かない。今のポールにはそんなかっこよさがあります。
また、テクニックと音楽理論に裏打ちされた表現力、も凄いです。
難点は…キレイすぎること?
ただ、テクニックがありすぎてキレイに弾きすぎる嫌いがあります。
同じフレーズを弾くにしても、多少音量や音質にムラがあった方が感情的に聴こえます。なぜなら感情にはムラがあるからです。
そのムラが少ないので感情というか、エモーションが伝わらないのです。
上手すぎて損をしているところですね。
誰でも出来るフレーズを速く正確に
ポールの弾いているギターはシンプルなことも多いです。
ただ、シンプルなフレーズを高速かつ正確に弾いています。
そうするとあら不思議!トリッキーなフレーズに聴こえてしまうのです。
こういう遊び心というか、何でもないフレーズを凄く聴かせるところがポールの真骨頂です。
ポール・ギルバートのギターの凄さとは?まとめ
というわけでポール・ギルバートさんのギターの凄さについてみてきました。
まとめると
- フルピッキングでの速弾きが凄い!
- クリアな音で速弾きが凄い!
- 速弾き以外のセンスも凄い!
- 表現力もいい
- 難点はきれいに弾きすぎること
ということでした。
これからも活躍してもらいたいですね!
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