プレシジョンベースの音作り。シンプルで迷わない!プレベの音はトーンと弾き方で決まる!

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。

プレシジョンベースはとてもシンプルな構成になっています。

トーン1つとボリューム1つ。

1×1です。

なので、プレシジョンベースでの音作りはほとんどトーンだよりです。

その為アンプでの音作りが必要になります。

※記事の中ではプレシジョンベースのことを略してプレベ、などとも言っています。

プレベは個性が強く、アンプで音が作れない?

プレシジョンベースは個性が強いです。

中音が豊かで明るい音がします。

プレベを使う人はこの音が好きで使っていたりします。

なので、アンプで音を作るのは難しいです。

逆にプレベを使う以上は余計な音作りは要らない、とも言えます。

しかしベースが一本の場合、曲によって音を使い分けたりする必要もありますよね。

そんな場合はどうすれば良いでしょうか。

ブリッジ寄りをピッキングする

プレベは中音が豊かと言いました。

これはピックアップがフロントに着いている影響も大きいです。

なのでピッキングをブリッジ寄りにすると結構面白いです。

硬い音なのに適度なブリブリ感と中音の温かみを感じることが出来ます。

プレシジョンベースでジャズベースのようなサウンドを出す?

ブリッジ寄りで弾くと、プレベの明るい音なんだけどジャズベースのような締まった感じがちょっと出ます。

かつてモータウンレコードで大活躍したといわれる、ジェームス・ジェマーソン。

かれは様々な曲をプレシジョンベース1本で弾いていました。

ぱっと聴いた感じ、ジャズベースのような音色です。

おそらくブリッジにミュートを仕込んでいたのだと思います。

それにより、パーカッシブなポコポコしたサウンドを作っていました。

ミュートを仕込むことで倍音を抑え、明るさを消しています。

アイアンメイデンのベーシスト・ブリッジ寄りを指で強くピッキング

硬い音が好まれる印象のメタル系。

プレシジョンベースは合わないような気がします。

ところがアイアンメイデンのベーシスト、スティーブ・ハリスはブリッジ寄りを強くピッキングすることでコシのある音色とブリブリした音を両立しています。

プレベの特質を活かす音作り

プレベの特質を活かすならアンプは極力いじらないようにしたいものです。

だからプレシジョンベースで音作りをしようと思うとほとんど仕方で変わってきてしまいます

後は中央ミドルの音が結構出るのでアンプのセッティングには気を使います。

私の場合はアンプは全てフラットで使うことが多いです。

ですがあまりにも中音が出ると他の楽器の邪魔をするということもありますよね。

そんな場合は中音を少し下げたりというセッティングもします。

まあそれもほとんどトーンでコントロールできてしまいますけどね。

トーンは低音、中音、高音のバランスを取る装置なのでトーンで解決できる場合はそうしています。

なぜトーンでコントロール?

なぜトーンでやるかと言うとライブ中に気軽に音を変更できるからです。

リハできっちり音を作り込んでも、本番のライブでお客さんの入り具合などによって違う音が 出るということもあります。

そんな時のためにアンプのセッティングはシンプルにしておいて手元のトーンでコントロールするというやり方もあるのですね。

プレシジョンベースはライブ向き

プレシジョンベースはライブ向きてます。

なぜかと言うと音がシンプルで、手元でコントロールできるからです。

ライブ中は、曲が終わった時にアンプの音を変更することが出来ます。

ただ演奏中にさっと音を変えるというのはなかなかジャズベースでは難しいです。

ジャズベースはフロントとリアのPU、トーンがあります。

なので変数が多いのですね。

プレシジョンベースなら、ボリュームとトーンひとつずつでシンプルです。

ボリュームをいじるかトーンを変えるかぐらいしか構う余地がないですね。

これなら曲の途中でもサッと音を変えることができます。

というわけでプロプレシジョンベースの音作りについてみてきました。

プレシジョンベースの音作りはほとんど トーンで決まってしまうということです。

それとアンプのセッティングはミドルをどうするかが鍵です。

場合によってはミドルを下げるということもします。

ただライブ中などでは簡単に音を変更できないので私の場合は手元のトーンだけで変更できるようにアンプはフラットにしています。

後は弾き方を変えてというやり方です フネック寄りを弾けばより明るい音になります。

また、ブリッジ寄りを弾けば硬い音になります。

その中間にいろんな音色があるので弾き 分けてみるというのもいいですね。