ピックの持ち方

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。
先日、布袋寅泰さんが7月以降、ギターを弾いていないというニュースが上がりました。

なんでも、爪と指にダメージがあってなかなか回復しないということでした。

何本かの手の爪が非常に調子悪く、ギターを弾くのに問題がある。どなたか専門家の人に治してもらえないだろうか?

かかりつけの皮膚科には通ってるんですがなかなか良くならず…。

BC ONLY大阪から1度もギターに触れていないのです。

布袋さんのX(旧Twitter)から引用

ということで、7月23日のコンサートから8月14日まで、少なくても20日以上ギターを弾いていないのですね。

そりゃ大変です。

あの弾き方は布袋さんの唯一無二のサウンドを生み出しています。

そのサウンドと引き換えに指にはダメージが蓄積するのですね。

そんな布袋さんのピッキングについて見ていきましょう!

布袋さんのピックの持ち方が独特!

布袋さんのピックの持ち方は独特です。

布袋さんはピックを深く持つ!

布袋さんは、ピックを深く持ちます。

↑布袋さんの持ち方。

布袋さんはこのようにピックを持って弾いているのですね。

指からピックをあまり出さず、指の肉や爪も 弦に同時に当たるようにしています。

通常はピックを浅く持つ

通常はピックを浅く持ちます。ピックは指から5ミリ以上出します。

↑通常の持ち方。

こうしてピックのみを弦に当てて音を出すのです。

だいぶ違いますよね?おそらく布袋さんの持ち方はギタースクールなどにいったら直されると思います。でも自分の流儀を貫く布袋さんが素敵です。

この持ち方が独特なサノイジーサウンドに繋がっている!

この身を削るような弾き方であの、独特な布袋サウンドを紡ぎ出しています。

布袋さんの独特のピッキングのおかげで、あのノイジーな音が出ています。

ギターのテクニックで、ピッキングハーモニクスというのがあります。

布袋さんの場合は常にこのピッキングハーモニクスに近いような音で弾いているのですね。なので、ノイジーな音になっているというわけです。

ピッキングハーモニクスとは?

ピッキングハーモニクスとは、ピックで弦を弾いた直後、指の肉で軽く触れるというテクニックです。そうすることによって基音が消えて、倍音のみが出るという技です。

通常はここぞという目立ちたい時に使うテクニックです。

布袋さんの場合は常にこの音で弾いている、というわけです。

この持ち方はダメージが蓄積する

この弾き方には、やはりデメリットもあります。

ピッキングと同時に弦が爪や指の肉にも当たります。

すると爪や指の肉にダメージが蓄積します。

冒頭の指の問題はこの持ち方に原因があります。
若い頃から、ワンステージをこなすと指から血が出ていたそうです。
布袋そんは、「あの指の痛さがいい」と、言っていました。弾いているという感じがするのでしょうか。

布袋さん、今後どうするの?

今後、布袋さんはどうするのでしょうか。以下の3つが考えられると思います。

  1. 指の回復を待つのか
  2. それともピッキングスタイルを変えるか
  3. 指にコーティング剤などを塗って演奏するか

ピッキングスタイルを変えると布袋さんの音が変わってしまいます。なので、これはなさそうです。

ツアーでは指にコーティング剤などを塗っているようです。

ただ、これをやると指の微妙な感覚が狂ってしまいます。ピッキングハーモニクスというのは柔らかい指で触れるからこそ良い音が出るわけです。これがコーティング剤で固めたガチガチの指だと良い音が出るとは限りませんね。何か良い素材があれば良いのでしょうが、今のところそれも難しそうです。

そうすると、やはり回復を待つという選択肢です。でも、7月からかれこれ半月以上は経っているわけで、それを半月もかかっても治らないというのはどうなんでしょうかね。布袋さんが年を取って回復力が落ちてきたということなんでしょうか。

いい医者に見せても結局、指の傷というのは自分の回復力で治るしかありません。なので、布袋さんがこのまま続けるのはいつか少し難しい気がします。もし指にラテックスなどで保護するようなものがあればいいんでしょうけどね。

頑張れ布袋さん!世界はまだあなたを必要としている!