ベースのピック弾きはダサい?時代によってピックだったり指弾きが流行ったり。

現在ベースというと、指弾きが多いように思います。

両方弾けてもメインは指、という人も多いと思います。

ピック弾きはダサい?

2020年代の今、ベースをピックで弾くのはダサい感じがします。いやいや、私はメインはピック弾きですけどね…

なぜダサく感じるかというと、今のベーシストの多くが指で弾いているからです。

メインは指弾きで、たまにピックで弾く、という人もいますよね。

ベーシストは指で弾くのがカッコいい感覚があります。

今、キャラ立ちしているベーシストで、ピック弾きをメインにする人は少ないように思います。

そういう感覚でいくと、ピック弾きはダサいと感じる人もいると思います。

ちなみにダサいとは、「かっこわるい、野暮ったい、あか抜けない」などの俗語です。

ピック弾きがダサい理由

ピック弾きがダサい、と思われる理由を3つ挙げてみました。

  1. ピック弾きが飽きられた
  2. 指弾きのカリスマが現れた
  3. スラップやライトハンドなど、ピックが邪魔になった

ということかなと思います。

ピック弾きが飽きられた

第一には「ピック弾きは飽きられた」ということだと思います。

1960年代から1980年代まで、ピック弾き全盛の時代が長く続きすぎたので、反動がきたのです。

これについては後で考察したいと思います。

指弾きのカリスマが現れた!

二つ目は指弾きのかっこいい人が現れたからというのがあります。

もちろん今までも指弾きのカッコいい人はいました。

でも、キャラがたっている人がいなかったように思います。

個人の感想ですが、今の指弾き全盛の流れを作ったのは レッチリのフリーではないかと思っています。

いわゆるミクスチャー系のバンドは指弾きが多いです。

その先頭を走るレッチリのフリーがこの流れを作った と考えています。

スラップやライトハンドなどでピックが邪魔になった

3つ目として音楽性が多様化するにつれ ピックだけでは表現できない音が必要になってきたのだと思います。

ピック弾きをしながらすぐにスラップに移行するのは大変です。

元X JAPANのTAIJIは、「サディスティックデザイア」という 服の途中でスラップを入れています。

途中までピック弾きをしていてそのピックを口にくわえてスラップをしています。

そしてその後のフレーズではしばらく指で弾いています。

このようにピックを持っていると ピックからのスラップやライトハンド奏法などへの移行が難しいのですね。

このようにベーシストがいろいろな奏法に手を出した結果、ピックが邪魔になってきたというのもありますね。

昔はピック弾きがカッコ良かった

昔はピック弾きが多かったことがあります。

キャロル・ケイという、素晴らしいベーシストもギターからの転身でした。

参照ページキャロル・ケイ、素晴らしきピック弾きベーシスト!

また、日本でも歌謡曲のバックはピック弾きの人が多い時期がありました。

これはギタリストからの転身が多かったためです。

この頃は「職業ベーシスト」という感じで、カッコいい、カッコわるいという概念が少なかったです。

ピック弾きベースがカッコ良かった時代

1960年代から1980年代、ピック弾きベーシストが活躍していました。

ビートルズのポール・マッカートニーやKISSのジーン・シモンズ、などです。

また、モトリークルーやガンズ&ローゼスなどのLAメタル勢も多くがピック弾きでした。

参照ウィキペディア「LAメタル」

この時代の影響か、日本のビジュアル系バンドはピック弾きが多かったです。

つまりピック弾きがカッコいい時代でした。

流行り廃りは繰り返す!

ファッションと同じで、ピック弾きと指弾きの感覚も時代によって変わります。

今のような指弾き全盛が続けば、ピック弾きが新鮮に思える時代がきっと来ます。

すぐにスラップが出来ない、といいますが、私は中指と手のひらでピックを挟んでスラップをします。

ライトハンドも、中指だけでも出来ます。

なので、ピックのカリスマが現れたらまたピックの時代になるのかな、と期待しています。