こんにちは!
皆さんはピックの硬さはどうやって選んでいますか?
ピックって、硬かったり、柔らかかったり、素材が色々だったりしますよね。
また好みは色々あると思います。
でも好み以前にどうやって選んでいいか分からないということはありませんか?
そこで今日は硬いと柔らかいピックの違いについて見ていきたいと思います。
※素材の話はまた後日にしたいと思います。今回は硬い、柔らかいのお話だけです。
硬いピックと柔らかいピックの違いは?
そもそも硬いピック、柔らかいピックって何が違うのでしょうか。
ここらへんはほんと主観になってしまいます。
自分で使っていて柔らかい、硬いの判断でOKです。
でも一応言っておくと
- 弦に当てたときに撓る(しなる)→柔らかいピック
- 弦に当てたとき撓らない→硬いピック
こんな認識です。
またギターを弾いた時は硬く感じたピックも、ベースを弾いたら柔らかく感じた、ということもありますね。
厚さが同じでも素材が違えば柔らかさも変わります。
ピックの素材は色々ありすぎて、ここでは解説しません。
ナルガッキさんのページが詳しいので、素材の違いが知りたい方は読んでみてくださいね。
https://naru-gakki.com/guitar_bass_pick_material/
硬いピックの音
さて、硬いピックでベースを弾くと割と太い音が出ます。
ゴンゴンゴンと物質的な音がします。
音の輪郭を出したい時やニュアンスは非常につけやすいです。
ピッキングノイズなんかも出やすいので上手く弾ける人はニュアンスが良く出せる、と思います。
またあまり上手でない人はノイズが出るのでかたさを変えた方がいいかもしれま。
柔らかいピックの音の特徴【音にリミッターがかかる】
一方柔らかいピックの一番のメリットはリミッターがかかるということでしょうか。
どういうことかというと、ピッキング毎の音量が均一になります。
音に強弱かつかなくなる感じでフラットになります。
一般的にはハードさがなくなる感じです。
弦を受け流すので、ゴンゴンとした感じがなくなります。
強く引いてもそれほど強い音にならないんです。
柔らかいピックが手の力を逃してくれるからなんですね。
この効果は絶大です。 どのくらいかというと、リミッターがいらなくなるレベルです。
アコースティックギターをやる人が柔らかいピックを使う理由がわかります。
アコースティックギターは生音なので、強弱がつきやすいのですから。
あまり速い音楽をやらない人や、強弱を付けたくない人には、柔らかいピックがおすすめです。
柔らかいピックはニュアンスは出しづらい
逆に柔らかいピックで強弱をつけて弾くのは難しいんです。
ニュアンスは出しづらい。なぜなら強く弾いても弱く弾いても一定の音量しか出ないからです。
アコースティックギターで弾き語りをする人は、基本ギターソロなどはやりません。
通常6本の弦をかき鳴らす場合と、一本の弦で弾くソロでは音量が最大6倍違うからです。
まあボリューム調整してやっている人もいますけどね。
だからアコースティックギターでは割り切ってリミッターのかかる柔らかいピックを使う人が多いんです。
これが柔らかいピックの特徴になります。
ただし例外もあって、柔らかいピックでも角度をつけて弾けば強く弾ける、という人もいます。
X JAPANのPATAさんなんかはそう言っています。
柔らかいピックのほうが低音が出る?
また、LUNA SEAのjさんは「柔らかいピックのほうが低音が出る」と言っていました。
これは余計な倍音が少なくなるからだと考えられます。
力が逃げるので、ピックが弦を擦りずらいためですね。
結果として本来の低音成分(基音)が出るのだと思います。
ただ、低音を感じるのは低音成分だけではなく、倍音でも低音を感じるわけです。
なのでここらへんも好みですかね。
硬いピック、柔らかいピック、それぞれの弾きやすさ
速弾きをする人は硬いピックの方が弾きやすいです。
速弾きは硬くて先の尖ったピックが弾きやすいです。
しかも小さいピックが向いていると思います。
ただ、柔らかいピックも慣れると弾けるそうです。
硬いピック・柔らかいピックのまとめ
硬いピックは
- 速弾きに向く
- 強弱をつけやすい
- ピッキングによるニュアンスを出しやすい
- 逆に強弱がついてしまう
といった、特徴がありあす。
柔らかいピックは
- 音をフラットにしやすい
- 低音が出るという説もある
- ピッキングノイズが少ない
- 強弱がつけづらい
といった特徴があります。
色々試行錯誤して試してみてくださいね。
試すときには闇雲に試してもいいのですが、時間がかかりすぎます。
この記事を道しるべにして、最短距離で、好みのピックを見つけましょう。