ピッキングは弦に当てて止める。

元 JUDY AND MARY の TAKUYA さんが ベースで、ピッキングした指は弦に当てて止める、と言っていました。

これはクラシックギターなどにおけるアポヤンド奏法ですね。

TAKUYAさんいわく、「弾いた指が隣の弦に当たる時のノイズも込みでタイトな音になる」ということです。

こうすることによって しっかりと芯のある音が出るそうです。

ピックでピッキングするときもそうだし、ギターでも同じことが言えますよね。

隣の弦に当てて止めると確かにタイトな音がする!

試しに弾いてみると、確かに隣の弦に当たった時のノイズが出ていますね。

こうすることによって粒だちの良い音になることが確認出来ました。

ピックを使ったピッキングでも同じこと

TAKUYAさんは「ピックを使ったピッキングでも同じことだ」と言っていました。

逆アングルピッキングですね。
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ただ、こうするとアップピッキングとの音の差が気になります。

まあ、実際は練習すれば音の差はある程度無くせます。

また音の差があっても、それがオルタネイトのノリになります。

ピッキングと同時に隣の弦のノイズを出すのはリムショットと同じ!

これはドラムでスネアを打つ時のリムショットみたいですね。

※リムショットとは:スネアを叩くときに、同時にスネアのフチ(リムという)を叩くこと。

この同時に叩くことで「カン!」というメリハリのある音がするのですね。

私もドラムもやっていたので、TAKUYAさんの話がすごく腑に落ちました。

同時に他の音がなると厚みと迫力が出る

そんなことを考えていたら同じタイミングで違う音が出ると迫力が出る、ということを思い出しました。

シンプルなバンド編成でも、リズムのタイミングを合わせることでサウンドに厚みを出すことが出来ます。

ギターで単音を弾くときも、複数弦をミュートしてピッキングして、ノイズも出すと迫力が出るかもしれません。

ただ、ベースで4弦を弾いた時は、止める弦がありません。

この場合は4弦をピッキングした後にボディに指を当てて止める、と言っていました。

これはどうでしょうか。実際 自分としてもそういう試してみました。

実際音を聴き比べる限り4弦を弾いた後ボディに当てて止めることによって やはり芯のある太い音がでるように感じました。

これは今語ってきた「同時に他の音が鳴る」という原則から外れると思います。

それではなぜ良い音がしたのでしょうか。

弦は縦方向に振動させた方が太い音になる

これは前にもブログに書きましたが弦の振動をなるべく縦方向に揺らすことで 低音が出たり芯が出るのだと思います。

ちょうど三味線を弾くようにピッキングします。

速弾きをする時には なかなか指がスムーズに動かないですね。

なので、バッキング時は 縦方向のピッキングで、タイトな音を出し、速いフレーズを弾く時は 横方向のピッキングと使い分ければいいですね。

ピッキングは隣の弦に当てて止めるのまとめ

というわけでピッキングを隣の弦に当てて止めると音が良くなるのか、試してみました。

結果は良い音になりました。

なぜかというと、

  • 同時に2つの音がなるので迫力アップ!
  • 縦方向の振動に近づくので、芯のある音になる

という感じです。

実際大きな音を出して聞き比べてみてくださいね。