マーティ・フリードマン

こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です。

今日はマーティー・フリードマンさんのご紹介です。

マーティーはメガデスに所属したあと、日本に移住しています。

そんな日本大好きマーティさんのギターの特徴について見ていきましょう!

とにかくギターが上手い!

マーティさんはギターが上手いです。

こんなこと言ったら怒られますね。

でも数多いるギタリストの中でもトップクラスに上手いです。

CharさんとのセッションでもCharさんに引けを取らないどころか、フレージングの幅広さでは勝っていると感じます。

そんなギタリストの中でもテクニック、音楽の幅広さ、独特のトーンを持っているのがマーティのギターです。

フラットピッキングで太い音を出している

マーティのギターは音が太いことが特徴の一つです。

特にソロを弾いている時の音の太さはヤバいです。

おそらく独特のピッキングによっては生み出されているのだと思います。

ピッキングが場面によって変わる!

マーティのピッキングがすごく特徴的です。

バッキングの時はオーソドックスな順アングル(ピックを持つ親指が下を向く)です。

このスタイルで低音弦をミュートしながら弾いています。

ソロも遅めのフレーズはこの方法で対応しています。

おもしろいのが速弾きになった時です。急にピッキングフォームが変わります。

速弾きになった途端、逆アングルピッキングのようになります。

参考記事逆アングルピッキングとは?

また、手首の位置をぐっと下げて三味線のようなスタイルになります。

普通、速弾きになるほど親指が下を向き、弦の抵抗を逃がそうとします。

しかし逆に、私からすると弾きにくいやり方で弾いていると感じます。

ただ、マーティからしたらこれが弾きやすいのかもしれませんね。

また、弾きやすさよりも音を追求した結果なのかもしれません。

実際マーティのギターから出てくる音は太いです。

この三味線のような、ボディ方向へのピッキングによって太さが出てくるのかな、と考えます。

参考記事ギターの太い音とは?太い音を出すコツは?

エコノミーピッキングが多い!

また、マーティは速弾きの時はエコノミーピッキングか多いです。

これは逆アングル(三味線弾き)の宿命です。

アップピッキングがやりにくいし、アップとダウンで音色が変わりやすいです。

なのでおそらくフルピッキングはやりにくいと思います。そのためハンマリング・プリング、エコノミーピッキングを多用しているのですね。

ビブラートをかける時は低音弦を右手でベタッと触って余計な雑音が出ないようにしています。

独特なマイナースケールの使い方

マーティのマイナースケールもなかなか独特です。

ハーモニックマイナー系の、ちょっとクセのある音使いがお好きみたいです。

これは演歌に影響されたようです。

マーティは日本歌謡の音階、コード進行をかなり研究しています。

そんな「なにわ節」的なギターもマーティの特徴です。

演歌に影響を受けた独特のチョーキングとビブラート!

マーティは一時期ハワイに住んでいたそうです。

その時日系人から聞かせてもらった日本の音楽があります。その中に演歌もありました。

その演歌などからも影響を受けているそうです。

特に演歌の「こぶし」を再現したような独特なチョーキング・ビブラートがあります。

チョーキングダウンからの振り幅の大きなチョーキングビブラートなど演歌の「こぶし」を再現したようなギターを弾きます。

普通ビブラートというと一回のロングトーンで均一な音の揺れ幅と間隔で弾きます。

しかし演歌のこぶしはこのビブラートが感情によって振り幅とその間隔が変わるのですね。

マーティのギターもこれに習って、振り幅が変わります。

聴いていると若干酔うような感覚もありますが、これもマーティのギターの特徴です。

L’ArcのKENの評価

L’Arc~en~CielのKENさんは「太い音を出す弾き方がさすがです」といっていました。

ロックフジヤマ・フェンダーフラグシップ東京You Tube

ここでもやはり音が太いことを「さすが」と言っていますね。

小室哲哉の評価

かつてTMネットワークのレコーディングに参加していたときの様子を小室哲哉さんが語っていました。

当時松本孝弘さんとマーティが同じテイクを弾いたのを振り返っていました。

松本孝弘さんは教科書どおりに弾いてくれる。マーティはプラスアルファで弾いてきて、押し出しが強い、

ということをいっていました。

確かに才能があふれてきている感じがありますよね。

ちょっとアクが強いというか、弾きすぎるというか。

でもそれが本人のパッション(情熱)なのですね。

音楽に対する情熱がフレーズになって出てくるのですね。

いかにもアメリカ人的ですね。

マーティー・フリードマンのすごさ魅力とはまとめ

というわけでマーティー・フリードマンについてみてきました。

まとめると

  • マーティー・フリードマンはメガデスのメンバーで、日本に移住したギタリスト。
  • ギターの特徴は高い技術力で、他のギタリストにも引けを取らない。
  • フレージングの幅広さや独特のピッキングが注目されており、太い音が特徴。
  • エコノミーピッキングを多用する
  • 速弾き時にピッキングフォームが変わる。
  • マイナースケールの独特な使い方や日本音楽の影響が見られる。
  • 演歌の影響を受けた独特なチョーキングとビブラートがあり、L’Arc~en~CielのKENや小室哲哉からも評価されている。
  • 小室哲哉はマーティの演奏において松本孝弘さんとは違う個性と語っている

ということでした。

ご参考になさってくださいね!