こんにちは!ドラムをやっていると「あの人のゴーストノートがカッコいいね!」などという会話をすることがあります。そんなゴーストノートってご存知ですか?
ドラムで聞こえるか、聞こえないかくらいの、(本来不要な)リズム音を入れるテクニックです。
なんのために入れるかというと
- 自分でリズムをとるために入れる
- 効果音的にリズムを出すために入れる
というためです。もともとドラムの用語ですね。
でもこれってドラムだけじゃないですよね。ギターでもベースでもゴーストノートって出せますよね。
そう、空ピッキングなどのリズミカルなノイズですね。
ギターでゴーストノート リズミカルにノイズを入れる
というわけで、ドラムで言うところのゴーストノートは、ギターやベースの場合、空ピッキングや、左手で出すリズミカルなノイズ、といっていいでしょう。
ドラムでもゴーストノートは時に重要な役割を果たします。
ギターでもこれをやるのとやらないのでは「らしさ」が全然違います。
以下の効果がありますので積極的に取り入れましょう。
- リズム感がでて、かっこよく聴こえます。
- 空ピッキングの場合、常に腕や指は同じ軌道を描くので、リズムが安定します。
- やっていると、リズム感そのものもよくなります。
こんな効果のあるゴーストノート、空ピッキングをやらない手はないですね。
ギターでゴーストノート!空ピッキングの使い方
まずはギターのゴーストノートの代表格である、空ピッキングについて見ていきましょう。空ピッキングはミュートした弦をピッキングして、音にならない効果音を出す奏法です。これをやっていると、上手く聞こえます。どんな時に使うか、見ていきましょう。
空ピッキング 小節の頭のちょっと前に使う
よく使うのはリズムを出したい小節の16分音符一個分前に「チッ!」とノイズを入れます。シンコペーション(小節をまたぐ)といわれるタイミングで入れます。
こうすることで小節の頭からリズム感が出てきます。聴いている人はほとんど意識していません。聴こえなければ空ピッキングは意味がないんじゃないか?と思うかもですね。
しかし耳はそのノイズみたいな小さい音も敏感に感じ取っています。
これをやるかやらないか、ここが上手いプレイヤーと初心者を分ける要素の一つです。
やっているプレイヤーは上手く聞こえます。これを入れるたけでワンランク上にレベルアップしますよ。
空ピッキング カッティングで使う
空ピッキングと言えばカッティングです。実音(音階のある音)と実音の間にミュートしてピッキングした空ピッキングをはさんでいきます。これもすごくカッコいいのですよね。
これもやっていると「らしく」聞こえます。
また、リズム感が出るし、ピッキングも上手くなります。あとリズムが正確になりますね。手の上下動が一定になる(ならないこともある)ので、リズムが狂いにくくなるのですね。
空ピッキング 効果音的に使う
これは番外編ですが、効果音的にも空ピッキングは使えます。
ギターならチャカチャカ…ベースならカッカッ…とミュートした状態でピッキングします。
これはブラッシングなどと呼ばれたりもします。
特殊な効果音として使われます。
普段はあまり使いませんね。
空ピッキングの練習方法
空ピッキングの練習は簡単!
以下の方法を試してみてくださいね。
- メトロノームに合わせて8ビートを刻む
- そのうちに押さえている指を浮かせてミュート状態にする
- 最初は8ビートの交互にミュートを入れる(ベン ツー ベン ツー ※ベンが実音、ツーが空ピッキングの音)
- 慣れたら自分の好きなタイミングでミュートを入れる
こんな感じです。
一応つたない動画を貼り付けます。
簡単なので、試してみてくださいね。
ギターでゴーストノート 左手ノイズ
左手のノイズも、時と場合によってはゴーストノートとして使えます。
左手で叩くミュート
ベースでスラップをやるときに左手で弦を叩くようにしてミュートして、ノイズを出します。これも空ピッキングと同様にシンコペーションで使えたりします。
また、カッティングの時にも無理やり使えたりします。
コードチェンジやスライド時のフィンガリング・ノイズ
あとゴーストノートと言えるかどうかわかりませんが、アコースティックギターでコードチェンジした時のノイズ。個人的にはとても好きです。
コードチェンジする度に「チュッ!チュッ!」と鳴るノイズにリズムを感じるのですね。
これは下手な人がやると全く効果がないですが、上手い人がやるととても音楽的に聞こえます。
参照:創弾き語りチャンネル
このノイズ、昔Charさんが奇跡のアルバトロスという曲で出していて、最高だったです。多少エコーがかかっていましたね。
ギターのゴーストノート まとめ
というわけでギターのゴーストノートについて見てきました。まとめると
- ゴーストノートはリズムを取るために入れる
- リズム感を出すために入れる
- 空ピッキングは重要なゴーストノート
- 空ピッキングはシンコペーションやカッティングで使う
- フィンガリングノイズもゴーストノートになる!
ということでした。
こうやって違う楽器の考え方でギターを弾いてみるのも面白いですよね!
ご参考になさってくださいね!